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基本例題21)三態変化とエネルギー
|(C) 代を
図は,1013hPaのもとで36gの氷を一様に加熱し
たときの時間と温度の関係を示したものである。次
の各問いに答えよ。
(1) 図中のcにおける水の状態を答えよ。
(2) , なの温度は,それぞれ何とよばれるか。
a で加えられた熱量は何 Jか。ただし,氷
(水)の融解熱は6.0kJ/mol とする。
(4) bで加えられた熱量は何kJか。ただし,水の比熱を4.2J/(g·K)とする。
c
t。
度
a
加熱時間-
解答
(1) 液体と気体が共存
(2) :融点, tg:沸点
(3) 水 H20 のモル質量は18gh
考え方
aでは氷の融解,cでは水の蒸発がおこっている。水
が状態変化している間は, 加えられた熱量のすべてが
状態変化に用いられるため,温度は一定に保たれる。
tiは水の融点0℃, tなは水の沸点100℃である。
(3) 氷の融解熱が6.0kJ/mol なので, 氷1mol(18g)
の融解には6.0kJの熱量が必要である。
(4) 必要な熱量QU]は,次式で求められる。
QD=質量 m(g]×比熱c[J/(g·K)]×温度変化 t[K]
100℃の温度差は 100Kの温度差に等しい。
36g
なので,氷(水) 36gは
18gm
=2.0mol である。したがって、
6.0kJ/mol×2.0mol=12kJ
(4) Q=36g×4.2J/(g·K)×100
気=15120J=15kJ