H-C-OH
整理合
||
0
CH-OH
H-C-H
酸化
「酸化
O
C メタノール
甘酸
G ホルムアルデヒド
問8
思考力・判断力
化合物 A (分子式 C11 H1804) はエステルであり, A の加水分解
によって化合物 B (マレイン酸)とともに化合物CとDが得られる
から, A はエステル結合を2個もつと考えられる。 これより D
の分子式は,
CiH1804 + 2 H2O + C4H4O4 - CH40 = C6H140
AJMERA B
C
D
Bはジカルボン酸, Cはアルコールだから, Dはアルコールと
考えられる。これは, D がCと同様に Na と反応することにも矛
盾しない。 D に I と NaOH水溶液を加えて温めると黄色沈殿を生
成することから,Dはヨードホルム反応に陽性の化合物であるこ
とがわかる。したがって、この時点で D (分子式 C6H140) の構造
として考えらえるのは,立体異性体を区別しなければ,以下の (i)
〜 (iv)の4種類である。(*印は不斉炭素原子を表す。)
(i) CH3-CH-CH2-CH2-CH2-CH3
OH
(茸)
酸
ギ酸は分子内にホルミル基と同じ構造を
もつため、還元性を示す。
H+C+OH
ホルミル基 カルボキシ基
(整理
エステル
カルボン酸(RCOOH)とアルコール
(R'OH) が脱水縮合するとエステル
(RCOOR') が生成する。
R-C-OH + R'-OH
0
整理
ヨードホルム反応
R-C-O-R' + H2O
H
CH3-C-R または CH3-CH-R の構
OH
0
CH3
CH3-CH-CH2-CH-CH3
OH+O
OH
(iii)
CH3-CH-CH-CH2-CH3
OH
11 CH3
0
造をもつ化合物にI と NaOH水溶液を加え
て加熱すると,特有の臭いをもつヨードホ
ルム CHI3 の黄色沈殿およびRC-ONa
O
HO-0
が生じる。 ただし, CH 3 -C-0の構
11
0
をもつ酢酸などはヨードホルム反応しない
(iv)
CH3
HO
CH3-CH-C-CH3
OH CH 3
これらのうち, 濃硫酸を加えて加熱したとき, 分子内で脱水が起
こって得られる複数のアルケンに, シス−トランス異性体の関係に
あるアルケン,および不斉炭素原子をもつアルケンがともに存在す
るのは (i) のアルコールである。
整理
アルコールの脱水
D-OH
分子間脱水・・・エーテルが生成
2R-OH→R-O-R + H2O
分子内脱水・・・ アルケンが生成
年
-C-C-→-C=C-+H2
H OH