演習問題 6-1
次の文章を読んで, 問 1~5に答えよ。
Tom 0.0-
物質が化学変化を起こすとき,一般に熱の出入りがある。化学変化にともなう熱の出入
りは変化前の状態と変化後の状態だけで決まり変化の経路には依存しない。この性質を
示した法則をアという。この法則を用いると測定が困難な反応のエンタルピー変化を
計算で求めることができる。
A-340
反応エンタルピーには反応の種類により固有の名称のものがあり、燃焼エンタルピー,
生成エンタルピー,溶解エンタルピー, 中和エンタルピーなどがその例である。下の表に
はいくつかの物質の25℃, 1.013 × 10 Paにおける生成エンタルピーの値を示した。
a-
原子間の結合を切断するのに必要なエネルギーを結合エネルギーといい, 1mol あたり
の値で表される。 たとえば, 25℃, 1.013 × 10 Pa における水素分子のH-Hの結合エネ
ルギーは 432kJ/mol であり,塩素分子のCl-CI の結合エネルギーは243kJ/mol である。
原子が結合するとき, 結合エネルギーに等しい熱量が放出される。
表 25℃, 1.013 ×10 Pa における生成エンタルピー
(2)水和水
H2O (液)
-286 kJ/mol
Hの燃焼エンタルピー
水蒸気
H2O (気)
Z-242 kJ/mol
(黒)
二酸化炭素
メタン
CO2(気)
-394kJ/mol-Cの燃焼エンタルピー
CH4 (気)
-75.0 kJ/mol
プロパン
C3H8 (気)
-106 kJ/mol
エチレン
C2H4 (気)
52.3kJ/mol
塩化水素
HC1 (気)
-92.3 kJ/mol
問1 に適当な法則の名称を答えよ。
ヘスの法則