表1は,湿度表の一部,表2は、気温と飽和水蒸気量との関係を表したものである。
[実験] よく晴れた夏の日, 冷房が効いた実験室の室温と湿
乾球の
示度[℃]
26
表1
乾球の示度湿球の示度[℃]
2.0 3.04.05.06.0
0.01.0
10092 84 76 69 62 55
表2
度を乾湿計を用いて調べると, 室温26.0℃ 湿度62%で
あった。 この実験室で, 金属製のコップPに実験室の室温と
同じ温度の水を1/3くらい入れ,図1のように、氷水を少し
ずつ加えて水温を下げていくと, コップPの表面
がくもった。 氷水を加えるのをやめ、しばらく
コップPを観察するとコップPの中の水温が
上がり,表面のくもりがなくなった。 ただし,コップPの表面付近の空気の温度
はコップPの中の水温と等しく, 実験室の室温と湿度は変化しないものとする。
(1) 下線部のとき, 乾湿計の湿球の示度は何℃か。
気温 [℃]
飽和水蒸気量
(g/m³)
16
14
18
20 22
24 26
12.1 13.6 15.4 17.3 19.4 21.8 24.4
ガラス棒
ビーカー
(2)下線部⑥で,コップPの表面のくもりがなくなったのは,物質の状態変化
によるものである。 物質の状態変化に着目し、このときに起こった変化を,
「水滴」 という言葉を用いて、解答欄の書き出しに続けて簡単に書け。
(3) 下線部⑥で,コップPの表面のくもりがなくなった直後の、コップPの中
温度計
氷水
金属製の
コップP
図 1
の水温はおよそ何℃か。 次のア~エのうち、最も適当なものを1つ選び、その記号を書け。
ア 14℃
イ 16℃
ウ 18℃
I 20°C
1050
の