88 [反応速度式] 化合物 A, B, Cはすべて気体分子であり,次式にしたがい:
化合物 Aから化合物 B, C が生成する。
mA→nB+C(m, n は係数) …①
体を入
化合物
える。
式 ① の反応において, Aの減少速度はCの生成速度の2倍, Bの生成速度
とCの生成速度は同じであった。 したがって,m=(ア), n=(イ)
となる。このとき, Aの減少速度とBの生成速度の比は(ウ)である。
また, ある温度で,Aの濃度を2倍にすると, 反応速度が4倍となった。 反
応物の濃度が大きくなると分子間のエ
)が増すために反応は速くなる。
一方,温度上昇にともない反応が速くなるのは,大きなエネルギーをもつ分
子が増え、(オ)状態になりやすいためである。
(1) (ア)~(オ)に適当な語句および数字を入れよ。
(2)化合物 A,BおよびCのモル濃度をそれぞれ[A],[B],[C]で表し、
反応速度定数をkとして,反応の速さ”を表す反応速度式を示せ。
(3) 右図の実線で示した曲線は,ある温度における
式①の化合物Cの生成量の時間変化を表したも
のである。 この実験において,次のような変更を
行うと,そのグラフはどのようになるか。 図中の
記号で答えよ。
(i) 体積一定で,化合物 A の物質量を増やす。
(ii) 体積一定で,化合物 A の物質量を減らす。
(Ⅲ) 触媒を加える。
Cの生成量
ウ
I
時間
(4) ピストンのついた容器に 25℃, 1.0×105 Paで体積VA の化合物 A が入
っている。この容器に25℃で,全圧を1.0 × 105 Pa に保ち、不活性気体
D を加え,体積を 2VAとした。このとき,反応速度は,Dを加える前の
何倍になるか。
(5) ピストンのついた容器に 25℃, 1.0 × 10° Paで体積VAの化合物A が入
っている。この容器に,化合物 Aと同じ物質量の不活性気体Dを加え,
ピストンを動かし25℃で全圧を2.0×10 Paにした。このとき、反応速度は、
Dを加える前の何倍になるか。
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