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第2問 次の文章 (A・B) を読み, 問い (問1~5)に答えよ。(配点 16 )
A 次亜塩素酸ナトリウム NaCIOは強い酸化作用を示し, 漂白剤や消毒・殺菌剤
として用いられている。 家庭用の塩素系漂白剤には, 酸化剤として次亜塩素酸ナ
トリウムが含まれている。
ある液体の塩素系漂白剤Xに含まれる次亜塩素酸ナトリウムの濃度を求めるた
め、次の操作ⅠⅡ を行った。
操作 Ⅰ 漂白剤 X 10mL を
アを用いて正確にはかり取り, 100mLの
イ
に入れ,水を加えて正確に 100mLの試料溶液を調製した。 この試料
ア を用いて正確にはかり取り, コニカルピーカーに入れ,
溶液10mLを
ヨウ化カリウム KI約1g と希硫酸を加えたところ、 試料溶液中の次亜塩素酸
ナトリウムは,すべてヨウ化カリウムと反応した。
操作 操作Ⅰの後, コニカルビーカーにビュレットから0.10 mol/Lのチオ硫
酸ナトリウム Na2S2O3 水溶液を加えて滴定した。 この適定では指示薬として
デンプン水溶液を用い, 水溶液の青紫色が消えたときを滴定の終点とした。 こ
れを3回繰り返したところ, チオ硫酸ナトリウム水溶液の滴下量の平均値は,
16.0mLであった。
問1
ア ・イに当てはまる器具の組合せとして最も適当なものを次の
①~④のうちから一つ選べ。
7
ア
ホールピペット
ホールピペット
駒込ピペット
駒込ピペット
イ
メスフラスコ
三角フラスコ
メスフラスコ
三角フラスコ
問2 操作Ⅰで, 漂白剤Xに含まれる次亜塩素酸ナトリウムが酸化剤としてはたら
くときの変化、およびヨウ化カリウムが還元剤としてはたらくときの変化は,
それぞれ次のように表される。
CIO + 2H+ + 2e → CI + H2O
2I → I + 20
☆
また、操作ⅡIⅠで起こるヨウ素 I2とチオ硫酸ナトリウムの反応は,次のよう
に表される。
I2 + 2Na2S2O3 2 NaI + Na2S4O6
① 0.080
④ 0.80
漂白剤Xに含まれる次亜塩素酸ナトリウムのモル濃度は何mol/Lか。 最も
適当な数値を、次の①~⑥のうちから一つ選べ。 ただし、操作Ⅰでヨウ化カリ
8 | mol/L
ウムと反応した物質は, 次亜塩素酸ナトリウムのみとする。
(2) 0.16
[⑤ 1.6
(3 0.32
6 3.2
k
Ba.
fiel
約