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空気中の水蒸気量を調べるために
次の実験を行った。 あとの問いに答
えなさい。
[実験1] 乾湿計を用いて部屋の湿
度を調べた。 図1は, そのときの
乾球温度計と湿球温度計のようす
である。 表1は, 乾湿計用の湿度表の一部である。
〔実験2] 実験1で湿度を調べた同じ部屋の中で、図2のように, 金
属製のコップにくみ置きの水を入れ、氷を入れた試験管を動かして
水をかき混ぜながら水温を下げていき, セロハンテープの表面とコ
ップの表面を観察して, コップの表面がくもり始めたときの水温を
調べた。
図 1 22
乾球温度計 湿球温度計
20 2 20
20 |1
表1
- 5-
乾球の示唆
[℃]
23
22
21
20
19
18
図2
乾球と湿球示度の差〔℃〕
3
1 2
91
83
75
91
82
74
91
82
73
90
81
72
90 81 72
90
80
71
図3
温度計-
くみ置きの
水を入れた
金属製のコ
ップ
デジタル
温度計
T
DO
〔実験3] 水で内側をぬらしたフラスコの中に線香の煙を少し入れ,
図3のように温度計と注射器をとりつけた。 注射器のピストンをす
ばやく引いたところ, フラスコ内が白くくもった。
(1) 乾湿計で湿度を測定するときの条件として適切なものはどれか。
次のア~エから選び, 記号で答えよ。
ア 風通しをよくし, 乾湿計に直射日光が当たるようにする。
イ 風通しをよくし, 乾湿計に直射日光が当たらないようにする。
ウ風が通らないようにし, 乾湿計に直射日光が当たるようにする。
エ風が通らないようにし, 乾湿計に直射日光が当たらないようにする。
(2) 実験1で調べた部屋の湿度は何%か。
(3) 実験2で,コップの表面がくもり始めたときの水温は、 部屋の空気の
何を示しているか。
(4) 2は, 気温と飽和水蒸気量との関係を表したものである。 この表を
使って, 実験2で, コップの表面がくもり始めたときの水温は, およそ
何℃と考えられるか。 次のア~エから選び, 記号で答えよ。
ア 22℃
1 18°C
ウ 15℃
I 12°C
(5) 実験3で、注射器のピストンをすばやく引いたとき, フラスコ内の温度は、ピストンを引く前と
比べてどのようになるか。
(6) 実験3で, フラスコ内が白くくもった現象と同じしくみによって, 空気中の水蒸気が水滴に変化
したものはどれか。 次のア~エから選び, 記号で答えよ。
ア やかんの水が沸騰して, さかんに白い湯気が出た。
イ風のない朝, 盆地に霧が発生した。
ウ 寒い日の朝, 窓ガラスの内側にたくさんの水滴がついた。
エ 山の斜面を空気が上昇して、 山頂付近で雲が発生した。
67 59
66
58
65
57
64
56
63
54
62 53
22
細かくく
しだいた氷
21
20
19
18
17
16
15
14
13
12
セロハン
テープ
・ゴム栓
注射器
ハピストン
フラスコ
表2 気温 飽和水蒸気量
〔℃〕 (g/m²)
23
20,6
19.4
18.3
く引く。
17.3
16.3
15.4
14.5
13.6
12.8
12.1
11.4
10.7
WIN4連科1回