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国語 中学生

この詩の構成、特徴、筆者の主張、 その他この詩を読む上で重要なことを できるだけ細かく教えてください!!

世界はうつくしいと 長田 うつくしいものの話をしよう いつからだろう。ふと気がつくと うつくしいということばを、ためらわず 口にすることを、誰もしなくなった。 そうしてわたしたちの会話は貧しくなった 。 うつくしいものをうつくしいと言おう。 風の匂いはうつくしいと。渓谷の 石を伝わってゆく流れはうつくしいと 午後の草に落ちている雲の影はうつくしいと 遠くの低い山並みの静けさはうつくしいと。 きらめく川辺の光はうつくしいと。 おおきな樹のある街の通りはうつくしいと。 行き交いの、なにげない挨拶はうつくしいと 花々があって、奥行きのある路地はうつくしいと 雨の日の、家々の屋根の色はうつくしいと 太い枝を空いっぱいにひろげる ニ * n 晩秋の古寺の、大銀杏はうつくしいと 冬がくるまえの、曇り日の、 南天の、小さない実はうつくしいと コムラサキの、実のむらさきはうつくしいと。 過ぎてゆく季節はうつくしいと さらりと老いてゆく人の姿はうつくしいと。 1体、ニュースとよばれる日々の破片が、 わたしたちの歴史と言うようなものだろうか あざやかな毎日こそ、わたしたちの価値だ。 うつくしいものをうつくしいと言おう。 幼い猫とあそぶ一刻はうつくしいと。 シュロの枝を燃やして、灰にして、撒く 作者 長田 弘 一九三九(昭和一四)||101五(平成二七) 何ひとつ永遠なんてなく、いつか 福島県出身。詩人。 著書 詩集「深呼吸の必要」「心の中にもっている問題』など。 すべて塵にかえるのだから、世界はうつくしいと。 出典 「世界はうつくしいと」

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現代文 高校生

問2教えてください!

-J 最瀬朋子「白いタンポホ| 敗女は何か不思議なものを見るように手のひらの上の野菜片」 を見つめ、そして一つつまんで金網の中に差し入れた。金網の一 中の住人は押し合いへし合いしながら、少女のもとへやってき」 た。女の子はそれきり私のほうを見ようともせず、ぼりぽりと」 音を立ててえさを食べるうさぎに、じっと見ほれていた。 ずいぶん人見知りする子だな、と思ったが、別にフユカイで」 はなかった。私自身、かつてそんな子供だったから。 今の私を知っている人は、きっとだれも信用しないに違いな一 いが、昔の私は、本当におとなしく「 的な子供だったのだ。 いつも本ばかり読んでいた。でなければ、文字どおり夢みた」 いなことばかり空想していた。何年生のときだったか、保健体 育の教科書の中で、それらの行為が(逃避〉という冷ややかな一 言葉で片づけられていることを知り、私は深く傷ついた。 そしてまた、算教で教わった「集合」のガイネンは、私を悲一 しくさせた。あるとき配られたプリントには、きれいな花が印一 刷してあった。さまざまな条件で、花たちを分類していくのだ。 花びらが四枚の青い花はずっと残り続け、最後に「花」とい う条件でひとくくりにされるまで放っておかれていた。 あの青い花が私には悲しかった。自分に似ているとも思った。 赤い花、黄色い花、花びらが五枚ある花……。 ([ななつのこ」) 海恋し「-|かぞへては少 165 m A

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