※問5 ヒトのABO式血液型は複対立遺伝子とよばれ
A,B, Oの3つの対立遺伝子によって決まり,遺
伝子型AAとAO がA型, 遺伝子型BBとBOがB型,遺
伝子型ABがAB型, 遺伝子型OOがO型となる。しか
し,この遺伝様式が明らかになる以前は,遺伝子A
(a)と遺伝子B(b)の組合せで決定されるという説
もあった。この旧説では、遺伝子型AAbbと遺伝子
型AabbはA型となり,遺伝子型aaBBと遺伝子型aaBb
はB型となる。 また, 遺伝子型AABBや遺伝子型
AaBbなどAとBを同時にもつものがAB型となり, 遺
伝子型aabbのみがO型となる。ここで,aとbはそれ
ぞれAとBに対する潜性 (劣性) 対立遺伝子である。
ここで紹介した旧説と現在考えられている遺伝様式
とでは,両親の血液型とその間に生まれる子供の血
液型の可能性に違いが生じる場合がある。 次の①~
⑤の両親のなかで, その間に生まれる子供の血液型
に違いが生じる可能性のあるものはどれか。 違いが
生じる可能性のある両親の組合せを①~⑤から全て
選べ。
① A型とB型
② A型 AB型
③ A型とO型
④ AB型とO型
⑤0 型とO型