ディスカッションの構造を学
WORK
上いディスカッションを行うためには、 基本的な構造や流れを理解することが大
ディスカッション例をもとに、 実際の組み立て方を学んでいきましょう。
ディスカッション例:テーマ「レポート資料としてのインターネット情報」について
今から「インターネットの情報はレポートの資料として使ってよい
か」について、 ディスカッションしたいと思います。
司会者
私は、インターネットの情報をレポート資料として使うことには反
対です。匿名の書き込みなど、情報の真偽を確認できない内容が
POINT
発言の際は、「自分の意見,
多いからです。
う。「理由」を明確に持ち、
参加者A
しましょう。
私は賛成です。情報の真偽は、 参考書籍などで別に調べればいい
ことです。インターネット上の意見や記述を世論のサンプルとして
紹介することには意義を感じます。
参加者B
Bさんは意義を感じると言われましたが、 例えば、個人の意見や感
想ではなく、歴史的事実などをインターネットのみで調べてレポー
トを完成することについては、 皆さんどう思われますか?
POINT
すぐに反論を述べるの一
ながら「質問·確認」を
参加者C
「新しい意見」一→「質問
で構成されます。
インターネット情報とひと口に言っても、公的機関のサイトから個人
サイトまで様々です。私は行政機関や社会的に有名な施設·団体な
どの公式サイトの情報ならば信頼できると思います。でも、Bさんの
言う、ネット上の個人の意見を参考にすることには疑問を感じます。
POINT
「なぜ」自分はそうい
見なのか考えること
参加者D
的思考が生まれま
Step1 発言者の意図を理解しましょう。Bさん、Dさんの意見
Bさんの意見
その理由
インターネットの使用に
賛成·反対