2 細胞間隙とは、細胞と細胞の間(隙間)で、細胞同士ま
たは細胞が細胞外の物質に付着する場である。 (
)
3 白血球の遊走、 血小板凝集やリンパ球の抗原認識の際に
は、細胞接着分子が関係する。 (
)
4 細胞接着分子は、いずれも膜貫通型タンパク質で、アン
カー分子を介して細胞骨格タンパク質と結合しているものが
多い。( )
5 インテグリンファミリーは、細胞外領域にCa²+結合部
位を含む繰返し配列をもち,同じ分子同士で結合する。
( )
6 セレクチンファミリーは、 a鎖とβ鎖から成るヘテロ二量
体であり、多様なα鎖およびβ鎖の組合わせにより結合する分
子が変化する。( )
7 免疫グロブリンスーパーファミリーは、 ジスルフィド結
合により形成されるループ構造のドメインを分子内に一つ以
上含み、免疫における異物の認識などに関与する。
)
(
8 カドヘリンファミリーは、 糖鎖に結合するレクチンドメ
インを分子内にもち、 接着する相手の細胞膜糖タンパク質や
糖脂質に結合する。( )
9 消化管や気道などの管腔は、相互に連結した線維芽細胞
に覆われ、細胞間には特徴的な接着装置が存在する。
(
10 低分子物質やイオンは、 上皮細胞間の密着結合 (タイト
ジャンクション) を経由して細胞間を移動する。(
)
11 半接着斑(ヘミデスモソーム) は、 上皮細胞間を連結す
る接着装置であり、 インテグリンファミリーの細胞接着分子
が働いている。 ( )
12 組織中において細胞と細胞の間隙を満たす物質の集合体
を細胞外マトリックスとよぶ。 (
)
13 細胞外マトリックスを構成する部分には、エラスチンや
フィブロネクチンなどの線維成分とプロテオグリカンやコラ
ーゲンなどの非線維成分とがある。 ( )
14 細胞外マトリックスは、 組織の支持、 衝撃の吸収、 弾性
の維持など物理的役割を来たすが、 細胞増殖や分化には無関
係である。( )
15 ラミニンは、2本のポリペプチド鎖か十字架のように会
合した構造を取り、 基底膜の主成分で、細胞の基底膜への結
合や移動に関与する。( )