@ 5年弱前 こんばんは。お答えする前に… この質問は、イギリス宗教改革におけるお話でお間違いないですか? @ 5年弱前 一応そうである前提でお話すると、要はカトリックからイギリス国教会への転換が確立された、ということです。 --------キリトリ線-------- 以下は、イギリスの宗教改革や、イギリス国教会などについて、ひと通りまとめてみました。 よくわからない場合に御一読ください。 当時、世界はカルヴァンやルターなどによる宗教改革が世界に影響している、そんな状況です。 そんな中、イギリス国王ヘンリ8世は、その宗教改革を"利用"します。 ヘンリ8世は、妃が男の子を産めない→離婚したかったのですが、当時のイギリスではカトリックが主流で、カトリックは離婚を厳しく禁止していたため、認められませんでした。 そこでヘンリ8世は、カトリックの教皇を捨てます。 "イギリスの教会の首長は国王である"と主張し(=首長法)、これをもってカトリック教会から独立した独自の教会、すなわちイギリス国教会が成立します。 また、次の国王エドワード6世は、一般祈祷書を制定して、国教会の教義や儀式を定めます。(内容は、教義はカルヴァン派、儀式はカトリック的なもの、と考えてください) さて、国教会も順調か…と思いきや。大変なことが起こります。 ヘンリ8世が捨てたキャサリン妃との娘であるメアリ1世は、憎き父親が成立させた国教会を許しません。カトリックの復活を図り、異教徒を次々と虐殺した、という話もあります。(ブラッディ・メアリー…Bloody Mary) さて、そんな状況をひとまず収めなくてはなりません。 次の王女、エリザベス1世は、国教会を確立させ(=統一法)、なんとかメアリによる混乱を収める形になりました。 この回答にコメントする
一応そうである前提でお話すると、要はカトリックからイギリス国教会への転換が確立された、ということです。
--------キリトリ線--------
以下は、イギリスの宗教改革や、イギリス国教会などについて、ひと通りまとめてみました。
よくわからない場合に御一読ください。
当時、世界はカルヴァンやルターなどによる宗教改革が世界に影響している、そんな状況です。
そんな中、イギリス国王ヘンリ8世は、その宗教改革を"利用"します。
ヘンリ8世は、妃が男の子を産めない→離婚したかったのですが、当時のイギリスではカトリックが主流で、カトリックは離婚を厳しく禁止していたため、認められませんでした。
そこでヘンリ8世は、カトリックの教皇を捨てます。
"イギリスの教会の首長は国王である"と主張し(=首長法)、これをもってカトリック教会から独立した独自の教会、すなわちイギリス国教会が成立します。
また、次の国王エドワード6世は、一般祈祷書を制定して、国教会の教義や儀式を定めます。(内容は、教義はカルヴァン派、儀式はカトリック的なもの、と考えてください)
さて、国教会も順調か…と思いきや。大変なことが起こります。
ヘンリ8世が捨てたキャサリン妃との娘であるメアリ1世は、憎き父親が成立させた国教会を許しません。カトリックの復活を図り、異教徒を次々と虐殺した、という話もあります。(ブラッディ・メアリー…Bloody Mary)
さて、そんな状況をひとまず収めなくてはなりません。
次の王女、エリザベス1世は、国教会を確立させ(=統一法)、なんとかメアリによる混乱を収める形になりました。