改正の流れとのことなので、条約の内容などは割愛ひて、流れだけお伝えします。
●岩倉具視、寺島宗則の交渉→失敗
●1866年 ノルマントン号事件で、改正世論が高まる
→日本人乗客が全員溺死したにも関わらず、英国人船長が無罪となる
→領事裁判権を変えなきゃ!
●井上馨、大隈重信も失敗
●英露が対立
→ロシアが東アジアで勢力を強めるのを阻止したい!
→日本にもう少し力をつけてもらいたい
...という思惑があるイギリスが、条約改正に前向きに
●青木周蔵による交渉
→大津事件(ロシア皇太子を日本人巡査が襲撃)によって挫折
●陸奥宗光の交渉
→1894年、日英通商航海条約の締結に成功
→法権回復、関税自主権の一部回復などの実現
→他の欧米諸国とも同様の条約を結ぶ
●小村寿太郎の交渉
→1911年、日米新通商航海条約締結に成功
→関税自主権の完全回復が実現