✨ ベストアンサー ✨
維管束の形態は、種によって異なるので、あくまで概論として書かせてもらいます。
木部と師部、生存にとってどちらが重要かという観点で考えれば、
根から、水や窒素源を摂取する木部の方が重要といえます。
ですので、茎では木部の方が内側にあり、より外部からの影響を受けにくくしています。
これは、ヒトなどの動物でも、動脈が深いところにあるのと同様の生物学的な意義だと考えて下さい。
根におていは、土壌中の水や窒素源を吸収するため、
木部が外側にある方が、吸収に効率的です。
また、葉で光合成によりつくられた同化産物を地下茎などに蓄える場合も、
根の広がりに応じて、適度に師部が外側に近い方が効率的です。
生物学において(他の学問もそうかもしれませんが)、
「どうして?」という疑問について、2つのアプローチをしなければなりません。
我々はこれらを、whyセオリー、howセオリーと呼んでいます。
ご質問は、おそらくwhyセオリ-の観点からだろうと思われましたので、
その方面で回答させて頂きました。
参考になったのでしたら幸いです。
これからも素朴な疑問を大切にして下いね。
ていねいにありがとうございます!!