地理
高校生
解決済み

地理B-距離の問題です。わかる方教えてください。
【問題】
BC間の緯線上の距離、DE間の距離として最も近いものを次のア~オからそれぞれ選び、記号で答えよ。
ア. 1,111km イ. 2,222km ウ. 3,333km エ.4,444km オ. 5,555km

【解答】
40,000km÷360°×60°×1/2≒3,333.3km
よってBC=ウ
40,000km÷360°×30°≒3,333.3km
よってDE=ウ◢
何故こののような式になるのか分かりません。

メルカトル図法 | Q Wo に っ 【 枯へ、 60* ^ 角 30* | | | に 4 NJ [) エイ

回答

✨ ベストアンサー ✨

DE間は緯度差30度です。360度地球1周で40,000㎞ですので40,000×30/360をすれば距離が出るというわけです。
BC間は経度差60度です。DE間と同じ考え方からいくと6,666㎞になりそうですよね。でも違うんです。経線は全て北極点南極点に至りますからどの経線も同じ長さです。ところが緯線の場合40,000㎞あるのは赤道だけです。南北90度に至っては長さ0です。極点ですからね。地球の断面図と思って円を描いてみてください。そして円を上下に二分する横向きの線分を描きます➀。この線分➀からの角度が緯度になります。線分の中央から北極点に向かう線分を描いたら➁その角は90度ですね。北緯90度=北極点です。では、中央から60度のところに線分を引いてみます➂。円周に達したここが北緯60度です。そこから真下に垂線を降ろします➃。最初に描いた線分➀との角度は90度です。すると1つの角が60度の直角三角形ができました。60度の直角三角形の辺の比は1:2:√3です。習いましたか?この円の半径を示す直線が4本出来ましたよね?➀の中央から右側と左側、それと➀の中央から斜め上に伸びる➂の線分、北極点と円の中心を結ぶ➁の4本です。これらの長さは三角比で言うと全て「2」ですね。そして➃の線分は「√3」の長さです。➀と➃の交点から円の中心までの距離が「1」です。ということは赤道は「2」の距離を半径として描いた円であり、北緯60度の緯線は「1」の距離を半径として描いた円になる訳ですよ。赤道1周の距離が40,000㎞なら北緯60度の緯線1周の距離は20,000㎞という訳です。なのにメルカトル図法ではどの緯線も同じ距離に描かれている。引き伸ばされているのです。北緯60度の場合距離は2倍に拡大させて表現されているのです。
この問題で見た目が全然違うBCとDEが同じウになるというのはそういう訳です。

成瀬

とても分かりやすいです。やっと分かりました!
本当にありがとうございます!!!✨🙇‍♂️

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