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メルカトル図法で見ますと経線は縦線、緯線は横線で全てが平行、そして経緯線は垂直に交わっていますね。
ですが地球儀で見ますと、緯線は平行ですが経線は平行ではありませんね。すべての経線は北極点と南極点に集まってきます。ということは経緯線も垂直に見えても本当は垂直には交わっていません。
問題の図は南極点を中心にしていますから、ここを中心に描かれたすべての円は緯線(線Yを含めて)です。そしてここを通過する直線は全て経線ということになりますので線Xも経線の一つです。緯線はスタート地点もゴール地点もなく何周回っても同じ緯度を示すわけですが、経線は北極点と南極点がスタートとゴールです(どちらがスタートかは特に決まっていません)。ということは、図中の南極点の右側と左側では経度の違う経線ということでして、図では一本の線に見えますが、経線としては二本の経線が南極点で向き合ってつながっているという状況なのです。この問題ではマゼラン海峡・フェゴ島って世界地図で言うとどこですか?という問だと思うのです。その上で南米大陸とは経度で言うとどの辺ですか?という二重の問いになっています。余談ですが、南極半島はアンデス山脈から続く環太平洋造山帯でして、銅資源などが分布しています。ここから離れていくと古期造山帯があり、石炭資源が分布しています。さらに図でいうと左の方に安定陸塊がありウランなどの資源が豊富にあります。千メートル以上の大陸氷河に覆われていますので今すぐに開発することは困難ですが、将来は・・・ということを考えるとその価値に注目する国家も現れるわけで、そうしたことを背景に南極条約が結ばれ、どの国の領土にも属さないとされています。
ここまで詳しく説明してくださって本当にありがとうございました!すごく為になります!