化学
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解決済み

酸化還元反応で電荷を揃える場合、大きい方の電荷に揃えるのはなぜですか?
電気的中性から出したら0に揃えるべきではないでしょうか?

回答

✨ ベストアンサー ✨

酸化還元反応において、e⁻は『失った酸化数』の量を表します。
左辺のほうが右辺より酸化数が多い場合は、酸化数が減っているので、左辺に失われた数だけ
e⁻を足します。
 (例)塩素 Cl₂+2e⁻→2Cl⁻  
この場合、Cl₂は酸化数が0、2Cl⁻は酸化数が-2なので、2だけ減っています。
   なので、左辺のほうに2e⁻を足しています。

逆に右辺のほうが酸化数が多い場合は、酸化数が増えているので、右辺に失われた数だけe⁻を足します。
 (例)塩化スズ(Ⅱ) Sn²⁺→Sn⁴⁺+2e⁻  …①
   この場合、Sn²⁺は酸化数が+2、Sn⁴⁺は酸化数が+4なので、2だけ増えています。
   なので、右辺のほうに2e⁻と足しています。

ここで、①において、0に揃えたとします。
Sn²⁺は酸化数+2より、0にするためには左辺には+2e⁻をする。
また、Sn⁴⁺は酸化数+4より、0にするためには右辺に+4e⁻をする。
よって、Sn²⁺+2e⁻→Sn⁴⁺+4e⁻となり、
移項すると 結局 Sn²⁺→Sn⁴⁺+2e⁻ となります。

長くなって申し訳ないです💦

ゲスト

大変よくわかりました😀
ありがとうございます。

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