速度を落とす前後で比べると、運動エネルギーは(速度を落とす前)>(速度を落とした後)になります。
しかし、エネルギー保存の法則から、トラックが速度を落とす前と後とでは、エネルギーの総和は等しくなるはずです。
ではトラックの持っていた運動エネルギーの一部はどこに行ったのかというと、別のエネルギーになってしまっています。
今回の問題では、すべてが熱エネルギーに変換されてしまっているため、運動エネルギーの差がそのまま熱エネルギーに変わったということになります。
(ブレーキをかけるとタイヤと地面が擦れます。このときに摩擦熱が発生しますが、これは元をたどると運動エネルギーの一部が熱エネルギーになったものだということです)