完了形はイメージが大事です。完了形のイメージ(というかキーワード)は矢印です。現在完了形なら(どこでもいいから)過去の時間から現在まで続いてくる矢印です。過去完了形なら過去よりさらに過去(大過去といいます。)から過去まで続く矢印です。言葉では理解するのはかなり難しいと思うのですが…少しでもわかりやすくなるために日本語で考えます。
「私は鎌倉に行った。」この文章は過去形ですね。鎌倉に行ったある「1点」のことを言ってます。ではこんな文章はどうでしょうか。「私は鎌倉に行ったことがあります。」行ったことがあるというのは過去に行ったという事実があってそれは間違いなく今も続いていますよね?(昨日友達と話した時はその友達が鎌倉に行ったことあると言ってたのに次の日もう一度話すとその友達が鎌倉に行ったことがないなんて言い出すのはおかしな話ですよね?嘘つきです。だから行ったことがあるという事実は継続してるんです。)こういうのが現在完了形です。
続いて「彼は鎌倉に行ったことがあると言っていました」こんな文はどうでしょう。時間関係を明らかにすると「彼が鎌倉に行った」のは「言っていた」より前ですね。鎌倉に行ってもないのに鎌倉に行ったことがあるなんて言いませんから。彼は鎌倉に行ったことがあるから「鎌倉に行ったことがある」と言うんです。こういう時「彼が言っていた」のは普通に過去です。しかしそのさらに前にあった「鎌倉に行った」という時間は過去より前なので大過去と呼ぶのです。大丈夫でしょうか。ここまで分かったら問題に戻ります。()の直後、5回行ったことがあると言っています。つまりこれは何ですか?
そうです。今も行ったことがある事実が継続してる現在完了形なのです。
そして中学生の方のようですので、大過去とかの用語は知らなくても良かった気がしますが高校へ進学したら100%習うので覚えておいて損はありません
ありがとうございます!
とんでもなく長くなりました。すいません。