芭蕉の和歌ですが、
「夏草がぼうぼうと生い茂っていることだ。思えば、ここで多くの武士たちが栄え、また戦ったが、今はそれも夢のように儚く消えてしまった。」
という訳になります。
キーワードは「夢のように儚く消えてしまった」です。
平泉の文中にある「三代の栄耀一睡のうちにして」、「功名一時の叢となる」も、「夢のように〜」と同じ意味を表します。
これは無常観と言って、平家物語の冒頭も全て無常観をテーマに作られています。
芭蕉は、武士たちが懸命に戦った末に命を落としてしまったこの地が、今は草が生い茂っていることに、無常観を覚えたのではないでしょうか。
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