皮肉屋のチャーチルらしい逆説的表現ですが、今ある政治形態の中で、民主主義が最も優れているという意味です。
確か「民主主義の本質」という本にもありますが、民主主義は、いろいろな主義主張の多様な人々が、対等の立場で議論し尽くし、結論を導き出す方法です。
なのでもともとは、議論の末に皆が納得する全員一致が原則でしたが、それではあまりに時間がかかるということで、多数決の原理が導入がされたのです。ですので、多数決は民主主義にはもともとなかった考え方だと思います。
回答
そのままだと思います。民主主義は最悪であるが、他があまりにお粗末なので、これが相対的に最善であるに過ぎない、それぐらいだと僕は思っています。例を挙げるならば、上の方が仰るように、多数決の原理が、必ずしも正しい帰結をもたらすとは限らないというのでしょうか。これは、単純明快なことで、多数決とは、仮の真理の設定に過ぎないからです。真理がわからない時、多数の人が支持するものこそ真理に一番近いものに違いないというアイデアに立脚した考え方であり、まあ、ガバガバといえばガバガバですが、代替案もないために最善と言わざるを得ません。
「民主主義は大衆が思うような最良な制度では決してない」ということでしょうか。
一見すると民主主義は大衆の意見を反映する素晴らしい政治形態のように見えますが実際は目に見えない問題が山積みです。おそらくはその事に気付かない大衆に対する皮肉を含んだ言い方なのでしょう。
例えば民主主義の原理である多数決ですがあれは決してよい方法とは言い切れません。多数決は多数派が勝ちます。一方負けた少数派は多数派が求める事項に「同意したことにする」のです。この場合、民主主義は大衆が謳うような「みんなの意見が反映される」政治形態などではなく、「多数派の意見が反映される政治形態」なのです。
まとまりのない文章で申し訳ありませんがつまりはこういうことだと私は思います。
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