地図帳の後ろの方やデータブックオブ・ザ・ワールドなどにも掲載されている地質時代区分の表をみてみましょう。
古期造山帯といわれるものの中にはカレドニア造山帯とヘルシニア造山帯の2つがあります(ヨーロッパの場合)。スカンディナヴィア山脈はカレドニア造山帯で、これができた頃はまだ大型シダ植物が繁茂する以前ですので石炭の原料になる植物がまだありません。これは寒さと降水量がとかじゃなくて、植物の進化過程の問題です。ちなみにこの頃は超大陸パンゲアが出現する前の段階なので、赤道やその近くにありましたから地球全体の中では気温の高いところでした。スコットランドの山地もスカンディナヴィアと同じ条件になります。古期でもかなり古いものなので安定陸塊によくみられる銅や鉄の産地になります。
ヘルシニア造山帯にあたるところはご存じの通り石炭がよくとれます。
回答
そもそも石炭とは、木や植物などが倒れて海や湖の底にたまったものが、土砂の重みや地球の熱によって何億年もの長い時間をかけて、石のようにかたい石炭になる事で出来たと言われています。
スカンディナヴィア山脈は高緯度に存在するので木や植物があまり育たない為、石炭が殆ど取れないのではないでしょうか。
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