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化合物の名称をつける時にまず注目するのは官能基です。置換基の中で最も優先順位の高いものを主鎖とします。この場合、置換基は右側の-OH基のみですので、命名する際の主鎖は右側の炭化水素鎖となります。
※-Brは置換基として命名するので、優先順位には含みません。
※IUPACでの官能基の優先順位は高い方から陰イオン、陽イオン、カルボン酸、エステル、アミド、アルデヒド、ケトン、アルコール、チオール、アミンの順です。ちなみに語呂合わせも乗せておきます。→某薬学系予備校化学の講師の用いているもの;いい女に返すアミドはあるけどオッサンには…。(いい女→イオン か→カルボン酸 えす→エステル アミド→そのまま ある→アルデヒド けど→ケトン オッサン(OSN)→Oがアルコール、Sがチオール、Nがアミン)
ということでまず主鎖の命名を行います。この場合の主鎖はアルコールを含む炭化水素鎖なので、炭化水素鎖の炭素数2ということで、ethan-1-olがまず主鎖になります。次に置換基の炭化水素鎖の2位からくっついているシクロヘキサンを命名します。まずくっついている部分を1位にして、置換基である-Brが1番小さい数になるように番号を降るので、2位となります。あとは1位とくっついているシクロヘキサンであることを命名出来ればOKなので、命名すると解答のように2-(2-bromo-cyclohexan-1-yl)-ethan-1-olとなります。
とてもわかりやすい解答ありがとうございます！
いい女に返すアミドはあるけどオッサンには...という語呂を覚えたいと思います笑