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地租というのは今でいう固定資産税です。要は土地にかかる税金です。
地主は小作農に米を作らせ、できた米の現物を納めさせます。その米を売ったお金で小作農に賃金を払い、政府に地租を納め、残りを自分の取り分にするわけです。
仮に米の値段が100円として、取り分の比率を地主50%・小作農30%・政府20%とします。
米の価格が200円に上がったらどうなるか。政府に納める地租の比率は変わりません。なぜなら米の価格に関係なく土地にかかる税金だからです。米の価格100円の時20円納めていた地租は、米の価格200円になっても同じく20円の地租です。
また、小作農は直接市場に出て米の売買をするわけではありません。米の価格が上がろうが、賃金はそのままです。30円もらっていたのだとしたら、米の価格が上がろうが30円のままです。
米の価格が上がって儲かるのは地主です。米の価格が100円のとき、それぞれ20円・30円支払って50円が自分の取り分でしたが、米の価格が200円になっても支払うお金は20円・30円となり、自分の取り分は150円になります。
つまり、政府・小作農の比率は減少し、地主の比率が増加するというわけです。
なるほど!分かりました!ありがとうございます!!