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平家物語について質問です。平家物語のテストはどんな内容が出ますか?
また昔の言葉を現代語訳に直す問題は何が出ましたか?また何が出そうですか?

回答

✨ ベストアンサー ✨

★成立した時代…鎌倉時代
★ジャンル…軍記物語
★内容…平家がパーッと栄華を極めていたのが滅亡していくようす
(平家と源氏の争いが描かれている)
★特徴①…仏教の無常観をもとに描かれている
★特徴②…漢語を交えて,独特のリズム(七五調)
→琵琶法師が「平曲(読むのではなく,耳できいて楽しむもの)」として,節をつけて語り伝える。
★特徴③…対句表現がめっちゃ多い

おそらく,平家物語の中から
「冒頭の部分(祇園精舎の鐘の声,~ていうやつ)」と,「扇の的」だと思いますが,この中で出る可能性のあるものを,思いつくままにあげてみます。

めっちゃ出やすいこと

★無常観について
冒頭文から。
「諸行無常」…何事も変化しないものはない,という意味
「盛者必衰」…栄える物は必ず滅びる,という意味

平家物語は,「この世に変化しないものはない」「人生とは,はかないものである」という無常観をテーマに描かれています。

★係り結び
「ぞ・なむ・や・か・こそ」という「係り助詞」によって,文末が変化するルール。
扇も射よげに(ぞ)なつたり(ける)
ひいふつと(ぞ)射切つ(たる)
扇は空へ(ぞ)上がり(ける)
海へさつと(ぞ)散つたり(ける)
御定(ぞ)つかま(つれ)
(「けり」が「ける」,「たり」が「たる」,「つる」が「つれ」に変化)

★対句
祇園精舎の 鐘の声 諸行無常の 響きあり
↑↓
沙羅双樹の 花の色 盛者必衰の 理をあらはす

おごれる人も 久しからず ただ 春の夜の夢のごとし
↑↓
たけき者も つひには滅びぬ ひとへに 風の前の塵に同じ

沖には 平家 船を一面に並べて 見物す
↑↓
陸には 源氏 くつばみを並べて これを見る

かぶらは 海へ 入りければ
↑↓
扇は 空へぞ 上がりける

沖には 平家 ふなばたをたたいて 感じたり
↑↓
陸には 源氏 えびらをたたいて どよめきけり

★時刻
二月十八日の酉の刻ばかり→酉の刻は何時頃か…午後六時頃

★どちらの勢力がどうしているのか
・源氏が陸にいて,平家が海にいる。
・平家が源氏を挑発する(射れるものなら射ってみぃ,と扇をさおにつけた小舟を出す)
・源氏のリーダー「源義経」が,「那須与一」に,扇を射るように命令する
(那須与一は源氏の人)
・与一の腕前に感動して踊ったのは平家の武士
(敵だが,たたえている)
・踊っている武士を射倒すように命じたのは「源義経」

あと,出やすいことがら
★「情けなし」の意味…「心ない」とか「情け知らずだ」

★擬音語・擬声語を書抜け…「ひやう(ど)」「ひいふつ(と)」「さつ(と)」「ひやうふつ(と)」

★鮮やかな色彩感覚で絵画的な表現をしている部分はどこか。
…夕日のかかやいたるに,みな紅の扇の日出だしたるが,白波の上に漂ひ,
(夕日=赤,みな紅の扇の日出だしたる=真っ赤,金,白波=白)

★「をりふし北風激しくて,~ひらめいたり。」は,どんなことを表しているか。
…船の扇の的を射るには条件が悪く,的に当てるのが難しい状況。

★「これを射損するものならば,弓切り折り自害して,人に二度面を向かふべからず。」から,与一がどのような気持ちでいるとわかるか。
…源氏の名誉がたくされていることを意識し,命をかける覚悟でいる。
(源氏の名誉を一身に背負い,「失敗したら自害する」という覚悟を決めていることから,命がけの悲壮な(悲惨な状況なのにりりしい)ようすがわかる。)

★「平家の方には音もせず」とあるが,なぜか。
…戦の非情さに興ざめして,恐ろしく思っている。
(源氏の与一が扇を射たとき,平家の武士が,与一が敵であるにもかかわらず,与一のワザに感動して踊ったのに,そんなふうに踊ってくれている人物を射倒すという源氏の冷たくて非情な行動に,平家は興ざめして,しらしらし~んとしている。)

こんなもんかな,と思います。
あとは,歴史的仮名遣いを現代仮名遣いに直すのは必ず出ると思います。自分もテストなのでまとめてみました

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ありがとうございます🙇‍♀️
たくさんの情報をありがとうございます!

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