歴史
中学生
解決済み

中学歴史です。
1915年の二十一か条の要求の本文で「中国政府はドイツが山東省に持っている一切の権益を日本に譲る」となっているのに、1919年のベルサイユ条約の時にも「日本は、それまでドイツが持っていた中国の山東省の権益を引き継いだ」と教科書に書かれています。
これは、1915年に日本が要求して、実際に引き継いだのは1919年、という理解で合っていますか?

回答

✨ ベストアンサー ✨

その認識は間違っています。
そもそも、二十一か条の要求は中国に対して日本が受諾させたものです。また、ベルサイユ条約は第一次世界大戦の講和条約で当時の連合国とドイツとの間の条約です。
第一次世界大戦の時、日本は日英同盟により、連合国として大戦に参戦しました。中国にあるドイツの軍や工場などを攻めました。そのときに日本が中国での利益などを求め出されたのが対華二十一ヵ条の要求です。
第一次世界大戦がドイツの降伏により終わり、連合国との間でベルサイユ条約を締結しました。そのときに国際的にドイツがこれまで持っていた中国の権益を引き継ぎました。他にも太平洋の島々の委任統治権を引き継ぎました。
なので、1915年には引き継いでいましたが、1919年に国際的に認められて引き継いだということになります。

なつみかん

1915年にはもう引き継いでいたのですね!
とても分かりやすい解説ありがとうございます。助かりました。

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