日本史
高校生

バブル期の社会的倫理規範の崩壊とは、なんですか

回答

日本では、1980年代後半から1990年代初頭にかけて、バブル経済が発生しましたが、それは主に不動産や株式などの資産価格が、実際の経済成長を上回るスピードで上がっていき、さらにそれを見越して投機的に取引が盛んになって、金融機関も過剰な貸し出しを行い、中身のない好景気のような状態になりました。

株価や土地の価格が猛烈に上がり、中には「儲けた者勝ち」的に少々倫理的に外れたことを行う人や企業も出てきました。また、実際はそうでもないのに「うちもこんだけ儲かっているんだぞ」と、企業の中には不正会計を行い業績をよく見せようとするのも出てきました。
さらには不正会計をはじめとした企業の「不正」を隠そうとする「隠蔽体質」の傾向も目立ちはじめました。
これらが社会的倫理規範の崩壊です。

まとめると「土地や株式への過剰な投資」、「企業の不正会計」、そして「それらを隠蔽する体質の蔓延」です。

余談ですが、バブル期はみんなが浮かれていました。今では考えられないような豪華なセットやキャストのテレビ番組、店舗をどんどん拡大する商業施設、次々に立つ高級ホテル、みんなが高い車を買いドイツの高級車BMWが六本木をめちゃくちゃ走るので「BMWは六本木のカローラ」などと呼ばれました(カローラというのはトヨタの大衆車)。みんながタクシーを好んで使うので、お金を持ってるお客をタクシーが優先するとか、ある意味いい時代でもありましたよ。

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