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まずIt's always summer on this islandという英文は
この島が常夏だ と言っていて、それ以上の意図はありません。「この島"は"常夏です」と訳してあるけど、「他の島が常夏じゃない」というよう深読みは必要はない。
一般的に
この島に夏が来た と言うとき
他の島にも夏が来ている可能性は否定していませんよね。ただ「この島」にしか焦点を当てていなくて、他の島については目に入っていないだけのこと。
それと
そもそも「常夏だ」と訳してあるけども、
元の英文はalways summerだから「いつも夏だ」と言っているだけです。
Itは天候のit、「雨が降る」It rains と同じで、特に意味はないけれども無いと文が成り立たないから形を整えるために置かれている主語です。
だからこの文は修飾語を取り外すと
It's summer 「夏だ」 と言っているだけです。
今回の文は、
その「夏」の季節が
とある島にやってきた(on this island)
という表現に
alwaysという副詞を足して、成り立っています。
「夏」は「島」よりももっと大きい範囲(北半球/南半球)で起こっているものですよね。
しかも今回の文は
最初に書いた通り「夏」が特定の島"の中でだけ"起きている、という文ではない。
だからinという前置詞は適さないです。
簡単に言うと夏の方が島より大きいから。
I am tired という文は、主語Iの状態を補語tiredが示しています。
それと同様に
I am at Tokyo stationという文では、
主語I の空間的位置をat Tokyo stationというフレーズが示しています。これは言い換えると
I と Tokyo stationという名詞の位置関係がat という前置詞で表されていると言っても構いません。
I was born in this cityという文では、in this cityはbornという形容詞を修飾しているのですが、
この文を、I was bornとI was in this cityという2文を合成したものと考えると
主語Iの空間的位置がin this cityで表されている
Iとthis cityの位置関係がinという前置詞で表されている
と言えます。
It's always summer on this islandも同様なのですが
今回の場合主語itは、天候のitで、
このitは主語がないと文が成り立たないから仕方なく付けられているようなもので
何かを表しているわけではないのです。
(it seemsとかit takes+時間 とかも同様で、こういうitをまとめて「非人称のit」と言います)
ただしこの文は
it is summer
と言っているわけで、
形の上ではit = summerと言っているわけだから
it と this islandの位置関係がon ではなくて
summerとthis islandの位置関係がon である
と考えればいいです。
で、既に述べた通り
「夏」の方が「島」より大きな現象なのでinは不適です。