visitationは偉い人が何人もぞろぞろ引き連れてくる仰々しい視察訪問みたいなイメージで、赤沢氏くらいの人なら使って問題ないですね。
名詞のvisit/visitaionはもちろん動詞のvisitが元にあるわけで
動詞を使った文の語順を活かして名詞形に直す
Mr.Akazawa visited America last week
↓
Mr.Akazawa's visit to America last week
こういう意識を持つと良いでしょう。
これは2.にあたりますね。
1. The visit of Mr. Akazawa to America last week
この文は
visitは元々が他動詞だし、名詞のvisitも直後に行き先が来るという感覚で読むと思うんです。だから、The visit of Mr. Akazawaは「赤沢氏【を】訪問した」という意味に誤解するおそれがあります。その後ろにto Americaがあるから、ん?となりますね。
名詞のvisitは直後に行き先のto〜をまず書きたいです。少し文法的に説明すると
他動詞を元にして作った名詞は、一般的にはof〜の形でその目的語を書くんです。(目的格のof。辞書見てほしい)
ただし、名詞によっては意味に応じてof以外の前置詞を使う場合もあって、今回のvisitがまさしくこれなのです。だからvisit to〜になるし、動詞と目的語を切り離したくないのと同じで、名詞のvisitとto〜もくっつけておきたいのです。
3.はof last weekは明らかにおかしいです。
6.のLest week's visit to America by Mr.Akazawa
これはそんなに変な感じはしない、けど
1.と6.を比べると、
1は「赤沢氏の訪問」であること
6は「昨日の訪問」であること
にそれぞれ力点があると思います。
12以降のAmerican visitationは、「アメリカ【が】訪問した」と読めます。15なんて「アメリカが赤沢氏を訪問した」という内容としか読めないと思います。
この中から選ぶなら2と8が無難だと思います。
はい、お持ちの参考書が名詞構文の項目を上手く整理してくれてる参考書だといいのですが
まず、名詞構文で使われる名詞はほぼほぼ
①自動詞・形容詞 から派生した名詞
②他動詞から派生した名詞
のどちらかですね。
①の場合は例えば
Good health is important
↓
importance of good health
のように、
名詞の後ろのof〜は主語を表します。
(主格のofと言います)
もしくは
He arrived→his arrivalのように
所有格でも主語を表せます
②は既に説明しましたが
He invented the machine
↓
his invention of the machine
みたいに
名詞の後ろのof〜は目的語を表すことが多いと思います(目的格のof)
②の主語は所有格を使うことが多い
あるいは
the visitation of schools by the superintendent
指導主事による学校訪問
のようにby〜を使うことも可能です。
ちなみにvisit/visitationはtoでなくofでも可能です
目的格のofは何か意味があるというよりは、
特定の格関係(動詞と目的語 とか 主語と動詞とか)を
機械的に表すので、
使えないってことはあんまり無いです
一歩進んで
He died suddenly → his sudden death
のように、
動詞+副詞 は 形容詞+名詞 に直せます。
この副詞は動詞を修飾していますね。
その動詞を名詞化したのだから、
動詞を修飾している副詞は、名詞を修飾する形容詞に直せばいい。
で、この副詞→形容詞 というのは
必ずしも一単語に直さなくてもいいのです
2語以上の副詞句⇔形容詞句に直してもいい
例えば
a weekend visitation by a divorced parent
離婚した親による週末の訪問
この名詞的表現を逆に動詞的に直すことを考えると
今回はvisitの目的語を勝手に補いますが
A divorced parent visited his child in every weekend.とか。in a weekendでも何でもいいけど
1語の単語は1語の単語に直さないといけない、というルールはありません。
> A weekend visitation by my divorced wife is always annoying. のように習慣的な文の場合は a になるのでしょうか。感覚として
んーこれは難しいですね
aは別に変では無いです。
これは
週末に訪問することが今までもあったし、
これからも、まぁおそらくあるだろう、
(ただはっきりと決めてるわけでは無いからないかもしれないけど、そのようなことを無意識のうちに前提としている)
そのなかの任意の1回を取り出している
そんな感じですね
aはanyと近いけど、anyよりもそのニュアンスを意図的に言ってないんですよ
これが例えば
every weekend visitation となると、
週末に訪問することがこれからも確実にある
そしてそのときは例外なく毎回ウザいわ、となる
any visitationの場合は、
訪問することがもしあるならば、そのときはいつでも
というふうに、a で言ってたことをもっと明確に言ってることになると思います。
これは、この文に限らずaやeveryやanyの表す基本的な性質です。もっと簡単な単語を使った文でも同じことが言えます。
習慣的というか、一般性の強い内容を言うのにaを使うのは特におかしくないと思います。
ありがとうございます。よくわかりました。ちょうど取り組んでいる英文読解の参考書に「名詞構文」というのがあってそれを使おうとおもったのです。電子辞書(英和活用大辞典)には the visitation of schools by the superintendent 指導主事による学校訪問、とか a weekend visitation by a divorced parent 離婚した親による週末の訪問 という例文も載っているのでこの形も使えそうでしょうか。それと、A weekend visitation by my divorced wife is always annoying. のように習慣的な文の場合は a になるのでしょうか。感覚として