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直接話法の伝達部の倒置
というやつなんです。

直接話法というのは
" " で囲まれているセリフの部分です。
伝達部というのは、そのセリフに加えて「〜と言いました」と述べている部分のことです。

色んな人がいろんなこと言ってて
ややこしいのですが、ちゃんと説明したいので
長くなっちゃいます。

そもそも 「倒置」というのは
「【主語】と【動詞】が入れ替わること」です。
語順が入れ替わったら何でもかんでも倒置、ではありません。

今回の場合、普通の語順だと
S said, "セリフ" となるところ
"セリフ", said S というふうになる。

"セリフ"が文頭に出てくることは、倒置ではありません。"セリフ"は主語でも動詞でもないからです。

S said → said S この部分が倒置です。

"セリフ"が文頭に出てくる理由は、
普通だと情報量が多い内容は後ろに回すところを、
あえて前に出すことで、
その内容を強調することができるからです。
これは他の方もおっしゃる通り。
ですが、これは「倒置」ではありません。

S said → said S この部分の倒置の理由は
長いから逆転するわけではありません。
長さは関係ないことはないけど。
"長いセリフ" , said Tom
とかは全然普通にあります

ではなんなのかというと、こうです

直接話法の、セリフというのは
" "(引用符と言います)で、
明らかにセリフだとわかる形で書かれていますね。

ってことは、このセリフが文頭に移動すると
その後ろのsaidという動詞は、
すごく情報量が少なくなりますよね。
なぜかというと
" " で書かれているわけだから、
saidなんてわざわざ言わなくても
何か言ったということはわかる。
そのための" "なんだから。

英語では、基本の語順として、
情報量が少ないものを後ろに置くことは避けます。
先ほどの"セリフ"を文頭に持ってくるのは、
そういう基本をあえて崩すことで、目立たせる役割があります。「強調」ですね。

で、今回の場合、
セリフが先頭に来て、セリフは強調された。
問題は残った単語です。
主語と、saidの、どっちの方が情報量が多いかというと
主語の方ですよね。
だから
said + 主語 の語順になってるんです。

ちなみに、主語が代名詞の場合
said heとかsaid I とかってなることはありません。
なぜかというと
代名詞というのは、既に出てきた名詞(情報)を受けて
heとかsheとかIとか言ってますよね。
つまり同じ内容の繰り返しになる
だから普通の名詞よりも情報の内容量は少ないですね。
・セリフが文頭に来たあとのsaidは情報量が少ない
・代名詞も情報量が少ない
情報量が少ないものどうしなので、わざわざ入れ替えることはないわけです。

ののののの

みんなコメント消しちゃったみたいだから、自分のコメントも伝わりにくいかもです

ゆず

いえいえ,無茶苦茶わかりやすかったです。
英語ってものすごく,深いですね。
まさか,倒置だとは思わなかったです。
ありがとうございます!

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