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どうして「海洋性気候と西岸気候」「大陸性気候と東岸気候」の違いなんでしょう？
ふつうは「海洋性気候と大陸性気候」「西岸気候と東岸気候」の違いを見ることが多いんですが…。
西岸気候と東岸気候は、中緯度地方の大陸西岸と東岸で気候が違うので、名付けられました。
中緯度地方は偏西風が吹き、大陸西岸では、偏西風が海上の空気を運んできます。
海水は陸地よりも熱しにくく冷めにくいことに加えて、沖に暖流が流れている場合は、暖かい空気を偏西風が運んできます。だから冬は同じ緯度の大陸東岸に比べて暖かくなります。夏は、海上の冷たい空気を偏西風が運んでくるので、同緯度の大陸東岸に比べて涼しくなります。
さて、西岸気候は海の影響を受けていますよね。でも、これは「中緯度地方」で「大陸東岸」に比べて、という前提です。
海洋性気候は、緯度に関係なく、海に近く、海の影響を受けている気候が海洋性気候です。
大陸内部に比べて、気温の年較差は小さく、降水量が多くなります。
大陸東岸でも、海に近いところと内陸部では気候が違います。
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