国語
中学生
解決済み

🟣のカギカッコ内の内容がいろいろ調べたりもしたのですがいまいちよく分かりません。
この部分がどのような内容かをわかりやすく教えていただきたいです!難しい言い回しなどをわかりやすい言葉で表現していただけると助かります🙇‍♀️

109 17 最後の一句 この時 「はい。」 「おまえの申し立てにはうそはあるまいな。もし少しても申したことにま ちがいがあって、人に教えられたり、相談をしたりしたのなら、今すぐに 申せ隠して申さぬと、そこに並べてある道具で、誠のことを申すまで責 めさせるぞ。」佐佐は責め道具のある方角を指さした。 いちはさされた方角をひと目見て、少しもたゆたわずに、 「いえ、申し たことにまちがいはございません。」と言い放った。その目は冷ややかで、 その言葉は静かであった。 「そんなら今一つおまえに聞くが、身代わりをお聞き届けになると、おま えたちはすぐに殺されるぞよ。父の顔を見ることはできぬが、それでもい 33 いか。」 「よろしゅうございます。」と、同じような、冷ややかな調子で答えたが、 かみ 少し間をおいて、何か心に浮かんだらしく、「お上のことにはまちがいは ございますまいから。」と言い足した。 きょうがく 佐佐の顔には、不意打ちにあったような、驚愕の色が見えたが、それは おもて ③お すぐに消えて、険しくなった目が、いちの面に注がれた。憎悪を帯びた驚 30 異の目とでも言おうか。しかし佐佐は何も言わなかった。 まちどしより 次いで佐佐は何やら取り調べ役にささやいたが、まもなく取り調べ役が 町年寄に、「ご用が済んだから、引き取れ。」と言い渡した。 しらす おおた いながき 白州を下がる子どもらを見送って、佐佐は太田と稲垣とに向いて「生い4 先の恐ろしい者でござりますな。」と言った。心のうちには、哀れな孝行 娘の影も残らず、人に教唆せられた、愚かな子どもの影も残らず、ただ氷 のように冷ややかに、刃のように鋭い、いちの最後の言葉の最後の一句が やいば げんぶん とくがわ * 反響しているのである。元文頃の徳川家の役人は、もとより「マルチリウ ム」という洋語も知らず、また当時の辞書には献身という訳語もなかった30 ろうにゃくなんにょ ので、人間の精神に、老若男女の別なく、罪人太郎兵衛の娘に現れたよう な作用があることを、知らなかったのは無理もない。しかし献身のうちに
Jo 人が始まっ はつごろう 初五郎 に気がつ は初め S 5-5 (1) 潜む反抗の矛先は、いちと言葉を交えた佐佐のみではなく、書院にいた役 人一同の胸をも刺した。 もりおうがい (注)マルチリウム・キリスト教で殉教の意。 <森鷗外「最後の一句」より〉 思考力・判断力・表現力 取り調べでは、~~~線Aまつ、B長太郎、Cとく、 初五郎が、死の覚悟があるのかどうかを一人ずつ問われています。取り調 べ役の問いかけに対して、四人はどのように反応していますか。 適切なもの 次からそれぞれ一つずつ選び、記号で答えなさい。
最後の一句

回答

✨ ベストアンサー ✨

佐佐という役人が、罪人の娘である「いち」と話をしていると、いちの言葉が佐佐の心に深く響きました。いちは、おそらく純粋で忠実な気持ちから「お上に間違いはない」というようなことを言いましたが、佐佐はそれに驚きつつも心の中で非常に冷ややかで、残酷な視点を持っていました。彼は、いちの言葉に隠された「献身のうちに潜む反抗の鋒」、つまり、いちの真心からの言葉が、実は反抗の要素も含んでいることに気づいたのです。そのため、佐佐だけでなく、役人たちも心の中でいちの言葉を「刺さるようなもの」と感じました。

こんな感じです。分かりにくかったらすみません

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