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この文はもともと、There are stories of .... from A. だったのが、There are stories from A of ... になってしまって、 stories を修飾している of whole communities being destroyed by fire が文末に移動「外置」している右方転移文と呼ばれるもののひとつです。
なぜ「外置」が行われるかというと、学校で習う文法「形式文法」という視点ではなく、コミュニケーションや文の流れという観点からとらえる「機能文法」という視点から見る必要がでます。
機能文法では、英語の文では、脳に負担のかからない軽い内容(情報)は文の前の方、逆に脳に負担のかかる長くて細かい、思い内容は文末に置かれる傾向がある考えます。
したがって、今回は stories の修飾句「of whole communities being destroyed by fire」を文末に移動させて重点を置いています。
stories の後ろの of は stories の内容「コミュニティー全体が火災で破壊された」を目的語とする「同格の of」です。
なので、古代世界のあらゆるに(から)、火災でコミュニティー全体が破壊されたという話がある」
となりました。
言語学では、右方転移文、左方転移文聞きなれない難しい言い方がされますが、定義されないまま教えられることもなく普通によく
出てくるので
詳しく説明して頂きありがとうございます!
英語は言いたいことを先に持ってきて、細かい部分を後に言うイメージを持っていたのですが、今回の文章ではof whole~の重要な部分を後に持ってきていますよね。
私の持っていたイメージは少し間違っていたのでしょうか?もしくはこれは「形式文法」の考え方ですか?
存在や移動を表す一部の自動詞文以外は、なんとかしてS+V の語順だけは維持したいようなのですが、Vの後ろの要素(目的語や修飾語(句・節)などの要素は、文末焦点や文末重点の感覚で、よく入れ替わったりします。たとえば、Indonesia shares with Japan the danger of being hit by a big earthquake. などのように、本来 share A with B ですが、share with B A となってますね。この場合、with Japan は the danger of being hit by a big earthquake よりも短くパッと理解できることなので前に移動させたと思われます。
ほんと、ややこしいです。
失礼しました。
×思い内容 〇重い内容
普通によく出てくるので(つづき)、出てくるので学習するときにモヤモヤしてしまいますね。