生物
高校生
解決済み

解説の、赤線を引いてあるところの意味が分かりません💦細胞内でトリプトファンが不足する時はなぜトリプトファンを含むタンパク質を合成出来ないのですか。
お願いします🙇‍♀️

問5 思考力・判断力 トリプトファンオペロンは,細胞内でトリプトファンが不足して いるときにトリプトファン合成酵素を合成して, 細胞内でトリプト ファンを合成できるようにする必要がある。 ここで, 設問文にある UGG コドンは, 表1からトリプトファンを指定するコドンである ことがわかる。 細胞内でトリプトファンが不足するときには,トリ プトファンを含むタンパク質を合成することはできないが,trpE 遺伝子を転写した領域にトリプトファンを指定する UGG コドンが 含まれないことで, トリプトファンが不足していても trpE タンパ ク質を合成することができると考えられる。 したがって, オが正し い。 なお,アイについては, trpE タンパク質はトリプトファン合 成に関わるタンパク質であり, トリプトファンと結合するわけでは ないことから, ともに誤りである。 ウについては, trpE タンパク 質を指定する領域に UGG コドンは含まれないので, trpE タンパ ク質にトリプトファンは含まれていない。 したがって, trpE タン ギー パク質を分解してもトリプトファンを得ることはできないことか ら,誤りである。 エについては, trpE タンパク質はトリプトファ ンが不足するときにはたらくので,トリプトファンがあるときは trpE タンパク質を合成する必要はないことから,誤りである。 問6 CHOO)
問5 大腸菌のトリプトファンオペロンが転写されて合成された mRNAのうち, trpE 遺伝子を転写した領域には UGG コドンが含まれないことが知られている。このこ との利点として最も適当なものを次のア~オから1つ選び、記号で答えよ。 ただし, trpE タンパク質は trpE 遺伝子がコードするタンパク質である。 Ag Ava アtrpE タンパク質とトリプトファンの結合を促進することができる。 イ trpE タンパク質とトリプトファンの結合を抑制することができる。 ウ trpE タンパク質を分解することでトリプトファンを得ることができる。 エトリプトファンがあるときにのみ trpE タンパク質を合成することができる。 オトリプトファンを利用せずに trpE タンパク質を合成することができる。 問6 大腸菌のトリプトファンオペロンの転写調節11 11°
表1 コドン表 (遺伝暗号表) 2番目の塩基 U C A G UUU UCU フェニルアラニン UAU UGU UUC UCC チロシン システイン UAC UGC UUA セリン UCA UAA UGA 終止 A UUG UCG 終止 UAG UGG トリプトファン G CUU 1 CCU ロイシン CAU CGU CUC CCC ヒスチジン 番 C CAC CGC CUA プロリン アルギニン 3 番 CCA CAA CGA 目 CUG CCG グルタミン CAG CGG G目 の AUU ACU AAU AGU Uの AUCイソロイシン ACC アスパラギン セリン 塩A AAC AGC トレオニン AUA ACA AAA AGA 基 AUG メチオニン (開始) ACG リシン アルギニン 塩基 AAG AGG GUU GCU GAU GGU U GUC アスパラギン酸 GCC G GUAバリン GAC GGC アラニン グリシン GCA GAA GGA A グルタミン酸 GUG GCG GAG GGG →転写 DNAP 0 L 配列 trpE trpD trpC trpB trpA 図中のPはプロモーター, 0はオペレーターを示す。 また, trpE, trpD, trpC, trpB, trpA は, トリプトファンの合成に必要な5つの酵素の遺伝子を示す。 図1

回答

✨ ベストアンサー ✨

原料が無けれは合成できないという単純な事実の述べているだけだと思います。

riii

そもそもタンパク質の発現というのはあるものを転写抑制したり促進したりするというのが前提ということでいいですか??

だからトリプトファンが無い場合ではそもそも転写する原本が無いからトリプトファンを含むタンパク質は合成出来ないというで、ここでのtrpEの利点はトリプトファン無しでもtrpEタンパク質が合成されることでトリプトファンが合成されるということですか。

trpEの利点がイマイチ掴めません🥲
trpEタンパク質の発現=トリプトファンの発現ということで

だとしたら、trpA~Dにもトリプトファンのコドンは含まれてないということでしょうか。

意味がわかりにくくてすみません💦
自分でもごちゃごちゃになって分かりにくいと思うんですけど、教えてくださったらありがたいです、

まろん

そもそもタンパク質の発現というのはあるものを転写抑制したり促進したりするというのが前提ということでいいですか??

→前提というと、言い過ぎかもしれませんね。常に発現しているタンパク質もあれば、必要に応じて発現量を調節するタンパク質もあるくらいに捉えておくとよいと思います。トリプトファンオペロンの酵素は発現量が調節されていますが、リプレッサーはおそらく常に発現しています。

トリプトファンが無い場合ではそもそも転写する原本が無いからトリプトファンを含むタンパク質は合成出来ないというで、ここでのtrpEの利点はトリプトファン無しでもtrpEタンパク質が合成されることでトリプトファンが合成されるということですか。

→はい、その理解で合っています!

trpA~Dにもトリプトファンのコドンは含まれてないということでしょうか。

→これはもう大学の研究レベルの話で、大学の教科書にも載ってないような内容なので、わからないですね。

なんとか頑張って調べてみたところ、trpE、trpD、trpCにはトリプトファンコドンは存在しないということはわかりました。

trpBとtrpAについては不明です。もちろんトリプトファンコドンが存在しないのが理想的ではありますが、トリプトファンコドンが存在してもトリプトファンオペロンとして機能することは不可能ではないと考えます。

トリプトファンが不足しているといっても、ちょっとはトリプトファンがあるはずなので、仮にtrpBとtrpAの酵素を合成するのにトリプトファンが必要だとしても、わずかに酵素を合成することは可能だと考えられるので、そのわずかな酵素の力も借りてトリプトファンを増やしていけるのかなと思います。

riii

文面では伝わりにくかったにもかかわらず、調べたり丁寧に回答して下さり本当にありがとうございます🙇‍♀️
概念的なものが分からなくなって行き詰まってしまっていたのですが、もう一度確認することが出来ました!
ありがとうございます!
フォローさせていただきます!!

まろん

なかなか興味深い質問だったので、私自身もオペロンについて深く学ぶいいきっかけになりました😄
お役に立てたようでよかったです♪
フォローうれしいです🥰
ありがとうございます!

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