物理
高校生
解決済み

解答の波線の部分の意味がわかりません。どのように考えたらB→Cのグラフがこのような曲線になるんですか?
解説をお願いします🙇‍♀️

58 単原子分子理想気体をなめらかに動く ピストンのついたシリンダー内に閉じ込め、 外部と熱のやりとりをすることにより, 気 体の圧力』と体積Vを図のサイクル A→ B→C→A のように変化させる。 気体定数 をR とする。 PA B 2p1 C p1 A (1) Aにおける絶対温度をT とするとき, BおよびCにおける絶対温度をそれぞ 0 V1 2V1V れ求めよ。 (2) A→B および C→Aの過程において, 気体が吸収する熱量をそれぞ れ求め, p, V を用いて表せ。 (3)B→Cの過程で気体がする仕事と,吸収する熱量を求め, pi, V, を 用いて表せ。 Wout Qin (4) このサイクルを一巡する間に, 気体がする仕事を求め, p1, V, を 用いて表せ。 (5) このサイクルにおいて, 絶対温度T (縦軸) と体積V (横軸)の関係 を表すグラフの概形を描け。 (神戸大)
(5) C→Aは定圧なのでPV =nRT より Tは Vに比例し,原点を通る直線となることに 注意する。 B→C間での温度変化が難しいが, 56の図 b(p 46) の等温線の状況を考えてみると、ま ず上昇し、次に下降して元の温度に戻ること が分かる。 2T1 AT B C T₁ TA V 0 V1 2V1
仕事 V PAT1 T2 T3 T₁<T2<T3 高温 低温 図 b 等温線 V

回答

✨ ベストアンサー ✨

pV=nRTで、Rは定数、同じ物質ならnも定数なので、温度一定のとき、nRTは定数。nRT=kとおくと、
 p=k/V
となり、反比例のグラフ(等温線)になります。いま、温度一定だとしたので、このグラフ上の点は全て同じ温度です

ところでTを大きくするとkも大きくなるので、色んな温度について等温線を書いてみると、右上ほど温度が高くなります。

過程B→Cの温度を考えてみると、低温→高温→低温であることがわかります。B、Cが破線で示した中心軸に対して対称なのと、BとCの温度が等しいことから、曲線は対称的に書くとよいです。

また、直線か曲線かですが、B→Cを見てみると、BやCの付近では大きく温度が変化しているのに対し、中心軸付近ではほとんど変わっていない(緑の等温線にしばらく乗っている)ので、滑らかに繋がっていそうだなとわかります

yyy

ありがとうございます!!

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回答

式にしてみると確認できますよ。
(解答の波線で説明したいことは「鯛のお造り」さんの回答のとおりです)

図のB→Cの変化(直線)は、P=p₁/V₁・(V₁-V)+2p₁となっています。
少し変形して、P=p₁/V₁・(3V₁-V) … (※)

PV=nRTなので(※)を使って、T=…の式にする(V-Tグラフ・関数にする)
T=PV/nR
=p₁/nR・(3-V/V₁)・V …(※)を代入
=p₁/nRV₁(3V₁V-V²)
=-p₁/nRV₁{(V-3/2V₁)²-9/4・V₁²}…平方完成
=-p₁/nRV₁(V-3/2V₁)²+9/4・p₁V₁/nR
Aの状態でp₁V₁=nRT₁なので、
T=-p₁/nRV₁(V-3/2V₁)²+9/4・T₁ …(※※)

BとCの状態での温度はT=2T₁ (※※に代入しても求まる)
B→Cの途中のV=3/2V₁での温度はT=9/4・T₁(=2.25T₁) … 頂点:最大値

以上から、V-Tグラフは2次関数で、B(V₁、2T₁)、C(2V₁、2T₁)を通り、頂点(3/2V₁、9/4T₁)はB→Cの間にあることが分かります。

yyy

ありがとうございます!!

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