✨ ベストアンサー ✨
かなり難しい説明になってしまったので
わかんなかったら無視するか返信で質問してください
> held every four years は、the world cup名詞を説明してるので、形容詞句の働きだと勘違いしてます。
「説明」っていう言葉が曖昧なので言い換えます
訳を見ると「4年に1度開催されるワールドカップは」となっているから、
held every four years は、the world cupという名詞を"修飾"しているように見えるんですけど
これはスムーズな日本語になるように訳を工夫しているだけです。(あとで説明します)
英文法は英語の文法なので、今回の例に限らず日本語訳から逆算して文法を考えるのは限界があります。
画像の一番下の説明にある通り、
このheld every four years は分詞構文です。
分詞構文は副詞句の働きをすると決まっているので、held every four years は副詞句である、という判断をします。
ただ、このタイプの分詞のフレーズは少し特殊で、
少し厚めの文法書の参考書を数冊見ると、解釈が2つに分かれています。
今回の場合は付帯状況を表す分詞構文と考えて問題ないと思うのですが、
文によっては意味的にも文法的にも、
分詞構文として解釈しにくい場合があります。
なので、僕はもう一つの方の解釈を推しています。
一度切ります
最後に
the world cup, (which is) held every four years
これのカンマの後ろ部分の、文の中での役割について。
カンマつき関係詞節だと考えると、これが結構微妙なのです。
カンマがなければ、
関係詞節は形容詞節で先行詞を後ろから修飾する、
と決まっています。
純粋に形だけ見ると、カンマの有無だけの違いなので
カンマ付きの関係詞節だろうが、カンマなしと同じで
形容詞節になると言いたいところです。
ところが、意味を考えると
カンマありの関係詞節は先行詞を修飾していません。
訳からもわかるでしょう。名詞にかかっていませんよね。
分詞構文は副詞句と決まっていて
今回の文も分詞構文と解釈することもできるんだから
副詞句じゃないんですか?
と考えることもできますが実はこれも微妙です
(以下参照)
今回の文は
⓪The World Cup
①held held every four years
② is the most anticipated sporting event〜
⓪主語に対して、
①関係詞節と②主節という
2つの述語が並び立つような感じになっている。
だから少なくとも①は形容詞節ではありません。
①関係詞節と②主節の関係も、並立であって、
どちらかがどちらかにかかっているわけじゃない。
要はandを使って
the world cup is held every four years
and
it is the most anticipated sporting event〜
と書き直せるような文なので、
①が②を修飾する副詞節というのもちょっと変なのです。
andは等位接続詞であって、従位接続詞じゃないから
一方がもう一方にかかるという関係が生じないのです。
andでつながるときってそうでしょう?
ただし
一文の構造を取ったときに、要素ごとに
名詞・動詞・形容詞・副詞 のいずれかのまとまりに
必ず分解できて、かつ特定の文型に文は必ずおさまる
っていうルールを厳格に適用するならば
⓪The World Cupが主語で
②is the most anticipated sporting event〜は
主節のVC〜なのは確定
①held held every four years はまぁ
名詞でもないし形容詞でもないから、副詞としておくしかない
といった程度です。
「英文解釈」っていう言い方をしますけど
英語の文構造って、「事実」ではなくて「解釈」だから
その基本方針次第で、複数の解釈が可能なのです。
一応気をつけて欲しいのは
, 分詞 というのを見たときに
全部が全部今回のパターンだと勘違いしないでください。
, 分詞 だったらまずは分詞構文として考えると思います。
名詞, 分詞〜 という並びのときに
今回のようなことが出てくるのですが
その語順のときでも
全てが今回のようなことになるわけでもありません。
例文も書いてくださり、丁寧にありがとうございます!
色々学ぶことがありました。
助かりました。╰(*´︶`*)╯♡
もう一つの解釈はこうです。(長いです)
例えば、公園を走ってる犬 という表現を
分詞を使って英語で書くと
a/the dog which is running in the park
a/the dog running in the park
となりますよね。
上は、関係代名詞節が形容詞節として、直前の名詞(先行詞)を修飾している
下は、分詞のフレーズが形容詞句として、直前の名詞を修飾している
上下の違いは、関係代名詞+be動詞 の有無だけです。
つまり
「名詞を後置修飾する分詞」は、
関係詞節の縮約形
関係代名詞+be動詞を省略したもの
と考えることができるんです。
そしてこの仕組みは、今回のフレーズにも適用することができるのです。
今回のフレーズは
the world cup, held every four years
先行する名詞と分詞のフレーズの間にカンマがあるので
「名詞を後置修飾する分詞」ではないのですが
同じ全く同じ省略を見抜いて
the world cup, (which is) held every four years
と考えることができるということです。
関係詞のまとまりだとすると、
カンマの有無で用法が違いますよね。
カンマなし:制限用法
カンマあり:非制限用法
という説明を聞いたことあるはずです。
訳してみると
the world cup, (which is) held every four years〜
関係詞節の訳し方に従うと、カンマありだから
ワールドカップは、それは4年に1回開催されるものだが、それは世界で最も人々が楽しみにしているスポーツイベントだ
↓
ワールドカップは、4年に1回開催されるもので、世界で最も人々が楽しみにしているスポーツイベントだ
という感じで訳すことになります。
けどまどろっこしいから、
その参考書は質問の画像の訳にしているだけです。
説明を省いてるのも、
おわかりのようにだいぶ複雑な説明で、
受験生によっては余計混乱するからだと思います。