✨ ベストアンサー ✨
本来の語順は
made →V
other, equally deep-rooted differences→O
clear →C
なんですが、Oが長いので後ろに回しているだけです。
こういうことは時々あります。
make O C →OをCにする
今回の場合は
〜なdifferences を clear にする
〜な違いを明らかにする
と言っています
ちなみに
<equally deep-rooted> differences
って言い回しが結構変わってるというか
ふつうだったら
other differences which was deep-rooted equally
とかって言いたいけど、
other, equally deep-rooted differences
って今回のように前に置くのと
関係詞を使って後ろに回すのは、受ける印象が違くて
今回は意図的に前に置いています
それと、こういう修飾語の置く順番って
単語によって決まりがあって
今回の場合
equally deep-rooted other differences
とは言えないんですよ。
otherってすごくすっごく微妙で、
同じ形容詞でもmanyとかならotherの前に置いて
many other thingsみたいに言えるけど
それに加えて
並列と言っても
other and equally deep-rooted differences
とは言えない
これは
this orange juice このオレンジジュース
(this juiceだしorange juiceでもある)
と同じ意味を
this and orange juice
としてもダメなのと同じこと
this and orange juiceは
これ と オレンジジュース になっちゃいますよね
いえ違います
このカンマは同格のカンマではなくて、単なる並列です
このotherは形容詞的な使い方で
後ろの名詞を修飾する働きをしています
つまりotherはdifferencesにかかってるんです
複数形のothers とか、
単数でも冠詞がついてthe otherとかなら
その場合のotherは名詞
だけど今回のようにother という単体の場合は
otherは形容詞として使います。
それプラス、other [名詞] というように
名詞にかかる形に絶対になるんです。
今回の文の場合
otherより後ろに名詞はdifferencesしかないから
other differences
というつながり方をしているとわかる。
で、それとは別に
equally deep-rooted differencesの語順からは
equally deep-rootedがdifferencesにかかってると
もちろんわかりますよね。
例えば
His other personal name というとき、このnameは
his name だし、
other nameだし、
personal nameでもあるでしょ。
それと同じことで
other differencesでもあるし
equally deep-rooted differencesでもある
ということを言っているんです。
だからまぁこのカンマは正直あってもなくても
良いっちゃ良いんですけど
でもカンマなしで
other equally deep-rooted differences
とすると
このotherがどこにかかるのか分かりにくいんです
なぜかというと
deep-rootedという表現は形容詞だけど
rootedってなってるように元々は動詞(の過去分詞形)なので
otherがequally deep-rooted にかかるような感じで
「他が、同じように深く根付いた」
みたいな誤読を引き起こす可能性があるんですよ。
例えば
American colonial expansion history
「アメリカの植民地拡大の歴史」
というフレーズの場合、同じように考えると
American historyだし
colonial expansion histroryだ
とするのが適切だと思うんですけど
でも、
アメリカが植民地を拡大した、歴史
でしょう?、つまり
American はhistoryにかかるだけじゃなくて
American colonial expansion
というつながりも読める
今回はそうではなくて
other differencesで、
かつequally deep-rooted differencesだというだけ
other とequally deep-rootedの部分には
何もつながりがない
ということをカンマを使って言っているんです