回答

「天井川(てんじょうがわ)」といいます。
扇状地は、山から平地に出たところで土砂がたまっててきますが、扇形になるのは、大雨が降ったときに川が運んできた大量の土砂が堆積すると、そこが高くなるので、川の流れる方向が低い方に変わってしまいます。そこにまた大量の土砂が堆積して高くなって、また低い方に流れを変えて…ということを繰り返すうちに、扇形になります。

ということは、放っておくと土砂を大量に含んだ水が川からあふれることでもあるので、そうならないように堤防を築きます。
すると、水があふれない代わりに堤防の内側に土砂がたまって、川床が高くなります。
そうなると、川の水があふれやすくなるから、堤防をさらに高くします。
堤防の中にさらに土砂がたまって…と繰り返すうちに、川床が周囲の土地よりも高くなり、高いところを川が流れることになります。
こうしてできたのが(「天井のあたりを川が流れる」という感じになるから)天井川です。
○で囲まれたところに、川に「トンネル」が通っているのは、川床が高いので、橋を架けるよりもトンネルを掘った方がいいからです。

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