国語
中学生

平家物語の扇の的についてやってるんですが、内容が全く理解できないので教えて欲しいです(>人<;)🙏
テストに出やすいポイントなども教えて貰えるとありがたいです!🥺

回答

二月十八日、午後六時頃のこと。
北風が激しく吹いて、岸を打つ波も高かった。
舟は、揺り上げられ揺り落とされ
上下に漂っているので、竿頭(かんとう)
の扇もそれにつれて揺れ動き、
しばらくも静止していない。

沖には平家が、海上一面に舟を並べて見物している。
陸では源氏が、馬のくつわを連ねて
これを見守っている。
➡️対句

どちらを見ても、まことに晴れがましい情景である。

与一は目を閉じて、

「南無八幡大菩薩、我が故郷の神々の、
日光の権現、宇都宮大明神、那須の湯泉大明神、
➡️神様達
願わくは、あの扇の真ん中を射させたまえ。
これを射損じれば、弓を折り、腹をかき切って、
再び人にまみえる心はありませぬ。
➡️ミスったら武術やめて切腹するね
いま一度本国へ帰そうとおぼしめされるならば、
この矢を外させたもうな。」
➡️また参らせてくれるなら弓矢当てさせて!

と念じながら、目をかっと見開いて見ると、
うれしや風も少し収まり、的の扇も静まって
射やすくなっていた。

与一は、かぶら弓を取ってつがえ、
十分に引き絞ってひょうと放った。
➡️ひょう=擬音語

小兵とはいいながら、矢は十二束三伏で、
➡️小さいっていっても長いよ。
 十二束三伏とは手で握った幅の12倍に
 指三本の幅を加えた長さ。

弓は強い、かぶら矢は、浦一帯に鳴り響くほど
長いうなりを立てて、あやまたず扇の要から
一寸ほど離れた所をひいてふっと射切った。
➡️めちゃ真ん中に当たったー!!

かぶら矢は飛んで海へ落ち、
扇は空へを舞い上がった。
➡️対句

しばしの間空に舞っていたが、
春風に一もみ二もみもまれて、
海へさっと散り落ちた。

夕日に輝く白い波の上に、
金の日輪を描いた真っ赤な扇が漂って、
➡️白、金、赤と華やかな情景

浮きつ沈みつ揺れているのを、

沖では平家が、舟端をたたいて感嘆し、
陸では源氏が、えびらをたたいてはやし立てた。
➡️対句

あまりのおもしろさに、
感に堪えなかったのであろう、
舟の中から、年の頃五十歳ばかり、
黒革おどしの鎧を着、白柄の長刀を持った男が、
扇の立ててあった所に立って舞を舞った。
➡️矢最高すぎて舞っちゃった★

そのとき、伊勢三郎義盛が、
那須与一の後ろへ馬を歩ませてきて、
「御定であるぞ、射よ。」
と命じたので、今度は中差を取って
しっかりと弓につがえ、十分に引き絞って、
男の頸の骨をひょうふっと射て、
舟底へ真っ逆さまに射倒した。
➡️上司からあの男殺せって言われたから、
 人殺す用の弓矢(中差)をつかって
 首の骨に当てて船から落としたよ〜

平家方は静まりかえって音もしない。
源氏方は今度もえびらをたたいて
どっと歓声を上げた。
➡️対句

「ああ、よく射た。」
と言う人もあり、また、
「心ないことを。」
と言う者もあった。
➡️《やった!戦中によくやったね!》
 っていう人もいるし、
 《せっかく舞ってもらってたのに…》
 っていう人もいた。

って感じですー!
テストのでやすいとこは分かりませんが……
お役に立てると幸いです🙌🏻

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