世界史
高校生

ミュンヘン会談についでです。
なぜ英仏がチェコスロバキアをめぐる独の要求を受け入れたのですか?
調べていると、〝漁夫の利〟ということわざが書いてあるものが多いのですが、なにが〝漁夫の利〟なのですか?

回答

【英仏が独の要求を受け入れた理由】
ミュンヘン会談でのズデーテン地方併合の承認は、英仏によるドイツへの宥和政策の一例です。宥和政策というのは、協議と譲歩によって衝突を避けようとする(=戦争を回避する)政策のことです。第一次世界大戦後の対独報復の反省と先の大戦のような戦争の絶対回避が目的でしたが、結局第二次世界大戦の開戦を防ぐことができなかったので、この政策は失敗といえます。
【どこが漁夫の利か】
正確な文脈が分からないので何とも言えませんが、おそらく「英仏が敵同士(ドイツとソ連)を戦わせること(=独ソ戦)に成功した」ことではないでしょうか。第二次世界大戦開戦前~初期は、英仏などの資本主義陣営 vs ソ連の共産主義陣営 vs 伊独のファシズム諸国 というイデオロギーの違いによる三つ巴の対立でした。連合国 vs 枢軸国 という対立軸ができるのは独ソ戦が始まったあとです。

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