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シリンダーを鉛直に立てたときは、ピストンに質量があるので、シリンダー内の気体には「大気圧」に加えて「ピストンが重力によって押されることによる圧」がかかっています。
ピストンが静止しているとき、この2力とシリンダー内の気体の圧力はつりあっていると言えます。
したがって、シリンダー内の気体の圧力は大気圧よりも大きいということになります。
しかしシリンダーを水平に置くと、水平方向には「大気圧」以外の力、つまり重力やその他の力ははたらいていません。
ピストンが静止しているとき、シリンダー内の気体の圧力と大気圧による力はつりあっていると言えます。
したがって、シリンダー内の気体と大気圧は等しいということになります。
これらを考えると、シリンダーを鉛直方向から水平方向に倒すと、シリンダー内の気体の圧力は「大気圧より大きい圧力」から「大気圧」まで小さくなります。
断熱容器内の気体の圧力を小さくするためには、体積を大きくしなくてはなりません。
したがって、シリンダー内の気体の圧力が小さくなるとき、体積は増加します。
ここで、シリンダー内の気体はピストンを外側に押すという「仕事をした」ので、内部エネルギーは減少したと考えられます。
水平にする前までは内部の気体は重力の分だけ大気圧より大きいから、水平にするとその分の力がピストンを外に向けて力が加わるから体積が増えるんですね。
理解出来ました!ありがとうございます!