回答

✨ ベストアンサー ✨

delay:遅らせる、(遅れる)
cancel:中止する、取りやめる

航空便が遅れることも、キャンセルになることも、航空便の能動的な動作ではないからです。(もっとわかりやすく言うのであれば、航空便自体はモノという無生物でしかなく、人間や動物のような何らかの動作をとれる生物ではありません。動作をとれない無生物が勝手に飛行機を遅らせたり、キャンセルにするかどうかを決めたりしているわけではありません。天候やその他の技術的なトラブルが原因で遅れたり、人間が欠航にするかどうかを決めています。この状態が、航空便が動作を受ける、受け身形の状態です。)

何からの原因によって、航空便が遅ら“され”たり、キャンセル“され”たりすることを、受け身の形(be動詞+動詞の過去分詞形)を使って表現しています。

 遅らせる(delay・能動態)→遅らせられる(受動態)→遅れる(delayed・受動態)
 中止する(cancel・能動態)→中止される(canceled・受動態)

能動態のままだと、動作に航空便の意思が介在しているかのような変な文になってしまいます。このような無生物が主語になった時は、表現が受け身形であることに注意してください。(表現が受け身形だからといって、それにつられて不自然な日本語訳をする必要はありません。「遅らされた」→「遅れた」のように、訳が自然になるように変えても問題はありません。英語は動作の主体によって動詞の形が変わることがあると覚えておいてください。)

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