回答

仮にcouldが現在の時制で使われているとしましょう。
だとしても「道に"迷った"はずがない」だから
couldn't have lost じゃないとだめですよ。
既に起こったことの可能性 の否定だから

can't lose あるいはcouldn't lose(couldは現在の時制の用法)だったら
「(別に向かうと決まってないけど仮にこれから向かうとして)道に"迷う"はずがない」
っていう意味になりますよ。
これからおこる可能性の否定 ですから。

ののののの

ここから先、
もし深読みが過ぎてしまったらごめんなさい

答えてから気づいたことですが
もしかして
仮に現在時制でcouldを使って
これから起こることの可能性の否定 でも
文脈的におかしくないよね? 
ってことが言いたいですか?
これから向かうとして 道に迷うはずがない
でもおかしくないよね、と

だとしたら
別に向かうと決まってるわけじゃないのに
仮に向かうとしたら の話をしている
っていう状況は、これ自体ちょっと奇妙で

たぶん、Kateは向かってくる っていう文脈があるんだろうなーと、推測するしかない
でもこれはあくまで推測で
これ以上確定的なことは言えないにもかかわらず、
そういう推測を前提条件としないと文脈として成り立たない。

のに対して

Kate can't have lost her way
道に迷ったはずがない
っていうのは 
道に迷った可能性 の話をしている
そしてその後ろにはfor〜で理由が書いてある
なんで迷った可能性を考えているのかは
おそらく来るはずなのが来てないんだろうなー 
と推測できて、これは推測の域を出ない
それは①の選択肢の場合と同じだけど
それがなくても
迷ったはずはない、なぜなら何回か来たことあるから
でじゅうぶん伝わる

っていう感じで①を消去するしかないです。
仮に①が現在の可能性の話だとして、
それだと文脈がおかしい 
って感覚的にわからないとしたら
今みたいに考えるしかないです。

たたた

回答ありがとうございます。僕が疑問に思ったことは回答者様が追記で書かれた通りです。問題の一文からは、「ある人たちがケイトを待っていて、そのうちの誰かが『ケイトは道に迷うはずがない』と言っている」状況と「ケイトが予定時刻に遅刻して、『ケイトは道に迷ったはずがないよ。きっと他の理由があるんだ』と言っている」2つの状況が考えられると思いました。だから、①も適するのでは?と思いました。

ののののの

やはりそうですね。
なんと言っていいかわからないけど
基本的に過去形とか、過去の内容について述べる文っていうのは
それが推量とか可能性の話であったとしても、
そう思わせるだけの何かがあった 
っていうことを前提にして問題ないんですよ。

この問題は文法問題だから
①Kate ( ) her way,
②for she has come here several times
っていう2つの節から読み取れることだけを根拠にして考えるわけですよね。

もしかしたらこの文が何かの長文の一節だとしたら、この文より前に「Kateがこちらに向かってきているらしいよ」みたいな文があるかもしれないけど
それは我々が勝手に考えていることなので
今はそれを前提にすることはできませんよね
とにかくこの①②の節だけから考える。

正答の方は
②Kateは数回来たことがあるから、①迷ったはずない

この①②が正しいとするならば「Kateは今向かってきているけど、着いていないんだな」と読み取れます。これは①②の2文から読み取れることだから問題ありません。
そのように話し手が思うような出来事がすでに発生している
ということは前提にして良いのです。

時系列で書くと
数回来たことがある→[何かの出来事]→迷ったはずはないと判断
実際迷ったのかどうかはわからないけれども
迷ったはずない と言いたくなるような何かの出来事
が起こったということは、確実なものとして認めて良いということです。
なぜかというと、過去の出来事というのはすでに確定したことだから。

誤答例の方は
②Kateは数回来たことがあるから
①迷うはずない
もしくは、ここではcouldは可能性の意味ですが
主語の能力と考えれば
①迷わないだけの能力を持っている

ということです
ところが
この①②は現在のKateが何をしているのかとか、未来に何をするかというのを規定しないんです。

数回来たことがある→迷うわけない→[何か出来事]
ってことですけど

come hereする意思があるかどうかもわからないし
そもそもそれを確認するようなことがあるかどうかもわからない
なのに 勝手に Kateは迷うわけない と考えていること自体がおかしいのです。

ののののの

1日冷静に考えてみたけど、
少なくとも
couldn't loseがダメで、can't have lostが正しい
っていうことの理由を探すとしたら、
上に説明したことになると思います
わかりにくい説明ですみませんが、不明点は返答ください

たたた

回答ありがとうございます。①と②の識別方法が文脈を見ることしかないことから、もう一度考えても、ぼんやりしたままです。僕の理解力がないためにごめんなさい。しかし思ったことがあるのですが、そもそも現在の推量を表すときにcouldはあまり使われないのでしょうか?またcouldを用いてしまうと仮定法のニュアンスが含まれてしまうのでしょうか?こじつけになりますが、おねがいします。

ののののの

>そもそも現在の推量を表すときにcouldはあまり使われないのでしょうか?またcouldを用いてしまうと仮定法のニュアンスが含まれてしまうのでしょうか?

これについては、
そうであればたたたさんはラクでしょうが
どちらも明確にNOです。残念ですね。
現在の推量を表すcould、普通に辞書に載ってます。
仮定法のニュアンスも特にはありません。
ただし余談になりますが深掘りするならば
このcouldや、あるいは例えばwill you〜?をwould you〜?に変えると丁寧になります、とかも、
もともとは仮定法の応用的な使い方が定着したものと聞いたことがあります
自分のおじいちゃんの若い頃の写真を見ると自分と似てるところあるな、流石に自分と見間違えはしないけど、みたいな感じですかね

> ①と②の識別方法が文脈を見ることしかないことから

違うんです。この問題には文脈がないから、勝手に考えた文脈は根拠にできないんです。
だけど、勝手な想像ではなくて、書いてあることから論理的に推論できることは考える際に考慮に入れていいんです。

選択肢①を考えると
Kate couldn't lose her way
for she has come here several times
この文は、kateが近いうちまたここにくるという文脈があれば成り立つし、
実際その可能性もある
けど
kateは明日どこか遠い国にお嫁に行って二度と帰って来ないと、知り合い全員がわかっている
だから選択肢①のような話をしてるのは明らかにおかしい
そういう可能性もあるわけです

この両者の可能性は等しいはずです。
どっちの方が可能性が高い、とかはない。
なぜかというと両者ともに勝手に想像した文脈だからです。
あるいは同様に、どこか遠い国にkateは行くんだけども、もしまた来る気があるなら、の話をしている
とかっていう可能性も等しくあるんです。

何が言いたいかというと、
勝手に想像した文脈は、アリっぽい文脈もナシっぽい文脈も、そうなる可能性に差がないし、いくらでも想像できるから
そんなもんを根拠にしたら答えなんて選べないってことです。

選択肢③の場合は違うんです

Kate can't have lost her way
for she has come here several times

can't は現在だから、「はずがない(といま思ってる)」です。
そして
迷った はずがない だから実際には迷ってないのかもしれないけど
少なくとも、「迷ったはずがない」と思わせるだけの何かが、"すでに起こっている"ことは
can't "have lost" からわかります

何が起こったのかはわかりませんよ?書いていないから。それは文脈がないからわからない。
でも、can't have lost と今判断してることは事実なのだから、そう思わせるだけの何かが起こっていることも事実じゃないとおかしい。
これは確定している表現から論理的に導いていることです。想像ではない。

さらに
she has come hereも現在完了の経験の用法なので、過去にそれを経験しているのは間違いない

can't have lost と判断させるようなこと

she has come here
のどちらが時系列的に前なのか
これは、
can't have lostの理由が、
for she has come here なのだから、

彼女はcome hereしたことがあって
だから
何とは書いていないけどトラブルらしき何かがおこったけども、
彼女は迷ったはずがない と今考えてる
っていう順番に物事が進んでるとわかります。
これは想像ではなくて、文から"わかる"ことです。
こうやって考えて矛盾がないから①が正解です。

本当に申し訳ないんですが
これより前のコメントでうまく言えなかったことも説明できた気がするので、これ以上は説明できないかもです

ののののの

コメントで言われそうなことをあらかじめ答えておきます。

選択肢①の場合
Kate couldn't lose her way
for she has come here several times、
この文を選択肢③と同じ手順で考えてみます。

Kate couldn't lose her way
迷うはずがない(といま思っている)
この文も選択肢③の場合と同様に
「そう思わせるだけの何か」があるはずですよね。
その「何か」とはなんでしょうか。
勝手に想像せずに書かれていることから考えるとすると
for 〜 って書いてあるわけだから
she has come here several times
ということですよね。

何回もきたことがある という事実を根拠にして
彼女は迷うはずないね と言っている
ここまでは、理屈で導けます

ですが、この内容は
「彼女が近いうちここに来る・来る気がある」
という書かれていない文脈を想像して、
それを前提としないと成り立たないのです。

あくまで想像なので
「彼女が近いうちここに来る・来る気がある」

「彼女は二度とここに来ない、来る気がない」

どちらが可能性が高いということはなく、
どちらも等しく起こりえます。

だから選択肢①は正しい可能性もあるけど、それと等しく誤っている可能性もある、ということで
正答にできないのです。

たたた

回答ありがとうございます。僕のためにご丁寧な解説ありがとうございます。しかし、やはりまだわかった!と感じることができていないです。本当に申し訳ございません。また時間が経ったら見返そうと思います…

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