問題分になめらかに動くピストン、と書かれていますね。これは、ピストンが動く方向の力はつり合う、という意味になります。物理では静かに→初速度0, 軽い→質量0のように常套句的なものが良く出てきますが、このなめらかに動くピストンというのもその一種です。今回におけるBでは上から大気圧と物体の重力、下から気体の圧力がかかりこれらはつりあいます。さらにCでも上からの力がBのときと同じですので気体の圧力はBと同じになります。
いえ、あくまで「力」がつり合っているだけなので、圧力が一定とは限りません。今回の問題ではB→Cのときに外からピストンへ加えられる力が変わっていないので定圧となりましたが、たとえばB→Cの際にもう一つピストンの上におもりを置いた場合はその分だけピストン内部の気体の圧力も大きくならないといけず、これは圧力一定ではありませんね。圧力という言葉に力という文字が入っていますが、圧力と力は全くの別物ですので注意しましょう。
とても良い疑問だと思いますよ。
なるほど…ピストンにかかっている力が状態BとCで同じなので圧力一定と見なせる訳ですね!
その通りです。
ピストンがなめらかに動くと書かれていたら内部の圧力が一定とみなして良いのですか?