地理
高校生
解決済み

乾燥帯の定義がない理由を教えてください

回答

✨ ベストアンサー ✨

定義がないってどういうことなんでしょうか。
定義がなければ、「ここは乾燥帯」って決めることができないじゃないですか。

ケッペンの気候区分における乾燥帯の基準は、年平均気温と月別降水量のデータを元にして「乾燥限界」を計算し、それよりも年降水量が少なければ乾燥帯としています。
 
帝国書院の『高等学校 新地理総合』の65ページには、
乾燥限界の計算式が書いてあります。
『新詳 地理B』には、57ページに書いてあります。

地道な地理

まず、年平均気温をt、年降水量をrとします。
次に、降水量が最も多い月と最も少ない月を探します。
①最も少ない月の気温が低い場合、最も多い月の降水量が少ない月の降水量の10倍以上であれば「冬乾燥」です。
 このときの乾燥限界は年降水量20t(㎜)で計算し、それよりも年降水量が少ないと乾燥帯です。
②最も少ない月の気温が高い場合、最も多い月の降水量が少ない月の降水量の3倍以上であれば「夏乾燥」です。
 このときの乾燥限界は年降水量20(t+14)(㎜)で計算し、それよりも年降水量が少ないと乾燥帯です。
①②のどちらにもならなかった場合は、
 このときの乾燥限界は年降水量20(t+7)(㎜)で計算し、それよりも年降水量が少ないと乾燥帯です。

gutthi

ありがとうございます
定義が難しい理由ですご指摘ありがとございます

地道な地理

区分のしかたは、気温で分ける他の気候区に比べて面倒ですよね。
ただ、試験問題としては、式にデータを当てはめて計算しなさい、という問題は出ませんから安心してください。
ざっくり、降水量が極端に少なければ砂漠気候、雨季があるけれど、降水量は多くなくて、年500㎜もないところはステップ気候、と言う感じでいいです。

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