needっていう名詞は、元は動詞のneedですから
名詞のなかでも分類すると抽象名詞ですよね。
動詞や形容詞から派生した名詞が、抽象名詞です。
<抽象名詞> of [名詞] っていう形のとき
抽象名詞 をもともとの動詞もしくは形容詞になおすと
ofの後ろの[名詞] は、目的語か主語のどちらかにあたる
そういう関係性があります
needもそうですが、一部の抽象名詞の場合ofの代わりに別の前置詞を使うときもあります。
forとかatとかなどなど。
特に、<抽象名詞>が他動詞に直せる場合、
ofの後ろの[名詞]はたいてい、
その他動詞の目的語にあたります。
だからミオさんの疑問はもっともなことだと思います。
ただ、今回の場合は
文を前から順番に読んで行ったときに
To be rooted is perhaps the most important (need) and least recognized need …
ここまでの時点で
To be rooted is need っていうのが文の骨格になってて
言い換えるとneed to be rooted ってことだというのが頭にあると思うんですよね。
つまり、
文の補語になる名詞needと主語のto be rootedは、
意味上の動詞と目的語の関係 だということ
「根を下ろしていること【を】必要とする」ということ
だからrecognized need のうしろに
of the human soulっていうのが続いていても
「人間の魂 【を】 必要とする」(=needとthe human soulが動詞と目的語の関係)
とはとらえないと思います。
先にneedとto be rootedを、動詞と目的語の関係で読んじゃってるからです。
だからthe human soulはneedに対して主語と動詞の関係にあると認識すると思います。
つまりthe human soul needs to be rooted ってことですね。