✨ ベストアンサー ✨
その認識であっていますよ。
比較というのは、形容詞と副詞の"程度"の大小を比べますよね。
He is taller than his brotherっていうとき、
彼と彼の兄弟の「tallの程度」を比べてますよね。
だから、as-as・比較級・最上級、いずれにしても、
形容詞や副詞がないと使えないですよね。
今回の文から比較に関係する要素を全て取っ払うと
your earliest recollection extends backです。
extend backは遡るで間違いないけど
直訳調でいうなら、後ろに広がる ってことですね。
extend 広がる に方向を表すbackがついているわけです。
そのbackの方向が遥か遠くであるなら
far back って感じで修飾をつければ良い
backは副詞で、farはそれを修飾する副詞です。
で、比較にしたいときは
このfarの程度を比べると考えるわけです。
だから(no) furtherとなってます。今回はたまたまnoがついて否定になってますけど、仕組みはそんな感じです。
比較になってるから実際にfarなのかどうかはわかりませんけど、
…例えば He is taller than his brother って言っても5歳と3歳ならせいぜい1mちょいでしょ。だから実際にtallかどうかは別として、tallの程度を比べているし、tallって単語がないと比較にできない。
それと同じで、「3歳より前には」という訳にはfurtherの要素がないし、遠くと言っても3年だけども、英語のしくみとしてはfarという単語(少なくとも同じような意味の、程度を表す形容詞・副詞)がないと比較にできないんです。
もう一つお聞きしたいのですが、なぜextend back no further than〜という語順ではなくextend no further back than〜という語順なのだろうと思ったのですが、それはbackが副詞だからですか?(文中に副詞の置く位置は厳密に「ここに置く」と決まってないからですか?)
どちらの質問にも関係すると思うんですけど
farはextendではなくて、backを修飾しているんですよ。だからfarの前についています。
I like English very much
わたしは英語がとても好きです
という文があったとして
veryっていう単語自体は「とても」って普通覚えるけど
でもこの英文ではveryはmuchを修飾していて
だからmuchの前についている
ということと似てます。
英文の意味を考えるときに
日本語訳ではなくて、英文それ自体についてなるべく考えるようにした方が良いですね。
これが実に難しいですし、単語とか熟語とか一生懸命覚える真面目な人ほど難しいかもしれないです。
>extend back no further than〜
という語順は
extend back が「遡る」で
これにfar 「遠く」がついていて、それが比較級になってるから、この語順なんじゃないの?
っていう発想に見えます。
でも別にextend backは「遡る」って、この英語が生まれたときから決まってるわけじゃないですよね。
大抵単語とか熟語の訳っていうのは、
「こういうふうに訳したら、うまく行きましたよ」っていう過去の成功例の羅列でしかありません。辞書の訳ですらそうです。
extend自体は 広げる/のばす(他動詞)広がる/のびる(自動詞)っていうような感じで、
この単語だけだと、どこに広がるかは指定していないのです。まぁ基本は「前」なんでしょうけど、でも四方八方に広がることを表せます。
backっていうのは副詞のなかでも副詞辞といって、
動作に方向性とか向かう先を付け加えるような働きがあります。
前置詞に似ていて、実際に前置詞としても使うものがありますが、前置詞はその後ろに目的語がきます。
副詞辞は目的語なしで単独で使えます。
backはお分かりのとおり、後ろのことです。
だからextend backっていうのはっていうのは、
前でも四方八方でもなくて 後ろに広がる、後ろに伸びる ってことを言っています。
あなたの1番早い時期の記憶・思い出が
後ろにのびる
っていうのをただ文脈に則して「遡る」と言ってるだけです。
extend back っていうのが、おそらく記憶とか回想とか、「遡る」っていう文脈で使われることが多いから、だからextend back を「遡る」って覚えておいても支障がない、というだけで
extend back=「遡る」と決まっているわけではありません。
だから、必死こいて暗記した単語とか熟語を当てはめて、日本語に直訳してみてから、その日本語をこねくり回す方式で英文の意味を考えるのは危険なんです。
特に危険なのは熟語ですね。
で、話を戻すと extend back の、
行き先とか方向性を示すbackが、ただbackなのではなくて結構遥か遠くの後ろの方を指したいから
だから、backを修飾できる位置にfarが付いているわけです。
それプラス、すでに説明したように比較になっていて、かつfurther にnoがついて否定の意味になっている。
extend no further back than your third birthday
このnoはfurtherについていますから
思い出が後ろに広がっていくとしても、3歳の誕生日より遠い後ろってことはないわけです。
わかりにくいかと思いますが、比較級をnoで否定するってことは、その比較対象と同じだって言ってるってことです。no less/more thanとかもおんなじ発想です。
ちなみに
比較は形容詞や副詞の「程度」がより高いとか1番高いとか同じだ とか言う表現だ
と言いましたけど
全ての形容詞や副詞が「程度」を持ってるわけじゃないんですよ。
例えば
backは副詞だけども、方向性を表すだけで、
それ自体に程度の強弱とかが
あるわけじゃないですよね。
一つ注意です。
>で、話を戻すと extend back の、
>行き先とか方向性を示すbackが、ただbackなのではなくて結構遥か遠くの後ろの方を指したいから
>だから、backを修飾できる位置にfarが付いているわけです。
↓
これは
extend far back
だったらってことですね。
さらにここから比較にして
extend further back than〜 とすると
比較ってのは前の日のコメントで
>He is taller than his brother って言っても5歳と3歳ならせいぜい1mちょいでしょ。だから実際にtallかどうかは別として、
と言ったとおり、
一般的な基準でtallやfarなのかは、時と場合によるとして、
比較対象と比べた際にそれよりtallerとかfurtherだ
ということが言いたいですね。
さらにこれにnoがついて
extend no further back than〜
となると
比較対象と比べたときに、それより遠く後ろに広がることはない、
遠く後ろに広がるとしても その比較対象までだ
ということになりますよね。
ご長文ありがとうございます。furtherはbackを修飾しているのですね。more interestingやthe most interestingと同じような扱い?見方ができると思いました。最初質問で、「no furtherが入り込んだ形」と漠然な質問をしましたが、その認識で合っているという理由がしっかりと理解できました。ありがとうございました
回答ありがとうございます。extendという動詞は「広がる」という意味ですが、これの比較対象?となるのは広い狭いという単語?距離のことであり、それはfarを使って表すから(例えば、runだったらfast)furの比較級のfurtherが使われているということでしょうか?