世界史
高校生
解決済み

イギリスは、ラテンアメリカ諸国の独立を支持すると、どうして自国市場が拡大するのでしょうか?

回答

✨ ベストアンサー ✨

ラテンアメリカはスペイン領だったりして自由な貿易が出来ないからです
イギリスは産業革命をしているため、自由貿易なら多額の利益を得ることができるのに他国の植民地と自由貿易なんてもちろんできません
なので、さっさと独立してもらってイギリス製品を買って欲しい!!

みー

植民地で製品を作ってもらっているのではないのでしょうか?

”どこの” 植民地で ”なんのための” 製品を作ってもらっているという意味でしょうか
質問の意図が分かりかねますので、もう少し詳しくお願いします🙇‍♀️

みー

すみません💦質問を返させていただきます。他国の植民地と自由貿易はなぜできないのでしょうか?貿易をしていたら利益は出るはずではないのでしょうか?
あと、自由貿易についても簡単に教えていただけますか?

・資本主義成立段階(ちょうど議論になっているカニング外交あたり)の植民地の役割
本国の工業の原料の安価な供給地+本国の工業製品の市場
 <世界史の窓より>

他国(本国以外)と自由貿易ができないのは、本国の市場としてのみ植民地を活用して、利益を得たいからです。せっかくの植民地、他国の利益になったらたまったもんじゃありません。

自由貿易
保護貿易が自国の産業を守るために輸入品に対して高関税をかけて、民衆が自国の生産品を買うようにするのと違って、自由貿易は関税をあまりかけずにして競争を促すことで、自国の産業の発展を狙います。

うどんを作るとします
小麦は、スペインイギリスともにそれぞれの植民地で作らせています。小麦をそれぞれ自国の植民地から安く輸入して、本国でうどんに加工し、それをもう一度植民地に輸出します。輸出の際、本国はかなり高めの値段で売りつけて利益を得ます。
高いんだったら植民地支配されてる側は安いうどんを買えばいいじゃん、と思いませんか?
でも買えません。うどんが本国産以外ないんです。それは他の国との貿易は禁止されているからです。だって、本国が利益を得るためには本国のうどんだけを買って欲しいし、他国の利益になってしまうなんて最悪ですよね。
うどんを沢山売って利益を得るためには、自国の植民地は多い方がいい。敵対する国の植民地は少ない方がいい。

しかし、19世紀に入るとイギリスの作るうどんの麺が細くなります(産業革命)。世界中の誰もがうどんの麺は細いほうが好きなんです。スペインの植民地の国々、みんなこっそりイギリスと貿易して細麺のうどんを手に入れちゃいます。少し高くても美味しいですから。それに気付いたスペインは「イギリスの利益に貢献しちゃダメ」と、イギリスとの貿易を厳重に禁止します。

そこでイギリス(カニング)、「スペインとかの植民地になってるラテンアメリカさ、そろそろ独立していいんじゃない?なんならアメリカも手伝ってあげてよ(モンロー宣言)」と言ってみたり。
イギリスの腹の中は「ラテンアメリカが独立したら貿易を禁止するスペインの保護を失って我がイギリスの細麺は世界一売れて丸儲け!」とか考えてます。

あまりうどんであった意味は感じませんが、やさしくしたつもりです。
不明な点あればどんどんお願いします

みー

とてもわかりやすかったです!わざわざ例も書いてくださって本当にありがとうございました😄

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