✨ ベストアンサー ✨
はい、「核相は染色体のセットの数で表される細胞の状態」です。
少し付け加えますと、[母親から受け継いだ染色体]と[父親から受け継いだ染色体]の両方を持った状態が2n、どちらかしか持たない状態をnで表しています。
簡単にヒトの性染色体に注目して説明してみますと、第1分裂の前の間期でDNAが複製されて { XY => XXYY }になり、第一分裂で { XXYY => XX \ YY }に分かれます。このときに、[母親から受け継いだ染色体]と[父親から受け継いだ染色体]が別れますので、それぞれの細胞の核相はnになります。
第2分裂では、 { XX => X \ X } のように、分裂の前でも後でも[母親から受け継いだ染色体]しか持たない状態ですので、核相は n => n ということになります。
はい。
文字だけで説明するのは難しいので、図を描いてみました。
添付した図を見ながら読んでみていただけますでしょうか?
既に遺伝の法則を学ばれているか分からないのですが、オス親からもらった1本の染色体に遺伝子A、メス親からもらった1本の染色体にその対立遺伝子aが含まれていると想像して下さい。
DNAが複製されると、それぞれの染色体のコピーができて、Aを持つもの同士、aを持つもの同士がくっついた状態になります。このくっついた状態のものが1本の染色体で、その中の一本一本を「姉妹染色分体」と呼びます。
ですので、このときも1つの細胞に2本の染色体が入っている2n=2の状態です。
第一分裂の前期では、Aを持つ染色体とaを持つ染色体が対合します。
そして、第1分裂の後期〜終期に、相同染色体どうしが離れて別々の細胞に入ります。できた細胞の中には、Aを持つ染色体か、aを持つ染色体のどちらかしか入っていません。ですので、n=1の状態になります。
このとき「母親または父親からから受け継いだ染色体しか持っていない状態」になっていることが分かっていただけると思います。
第2分裂の時に、姉妹染色分体どうしが離れます。分かれると、その一本一本が「染色体」と呼ばれるようになります。すると、第2分裂の前には1個の細胞に1本の染色体が入っていて(n=1の状態)、第2分裂のあとでも1個の細胞に1本の染色体が入っていることになります(n=1の状態)。
やはり「母親または父親からから受け継いだ染色体しか持っていない状態」です。
「姉妹染色分体 => 染色体」と呼び方が変わることがnの数え方を難しくしているのですが、母親から受け継いだ染色体と父親から受け継いだ染色体を何セット持っているか、に着目すると理解しやすいのではと思います。
理解出来ました!!ありがとうございます(_ _)
XまたはX/XのようにXの数は関係なく母親または父親からから受け継いだ染色体しか持っていなければnで表していいということでしょうか?