質問
中学生
解決済み

宗教テロリズムとはなんですか?
中学生にもわかるように教えてください!

回答

✨ ベストアンサー ✨

丁寧に説明しようとしたら長文になりました。

【前提】
テロってわかりますか?
【参考】
https://www.hitachi-systems.com/ind/travelerswan/column/11/1115.html

つまり、敵対する勢力の力関係がありすぎるときに起こる武力行使です。
では、なぜ戦闘(戦争)状態になるのでしょうか?

テロになる要素
①国の中で、異民族の少数民族が独立する(独立国になる)ための闘争。
②国の中で、資源や利権の分配や、政策など意見の違いを巡る争いは、クーデターになりやすいです。
政府内での争いは、クーデターとして権力者同士で、起こったりします。軍が反乱してクーデターをおこすことがよくあります。
しかし、地域間や民族間の根深い対立がこんていにあると、テロがおこる可能性はあります。
③意見の対立する外国に対し、戦争をするのではなく、相手国で爆弾テロなど、破壊活動をして、嫌がらせをする場合もあります。
この場合は、宣戦布告をする前に、敵を混乱させて、戦力をさくのが目的です。
爆弾を使わなくても、ネットをダウンさせるサイバーテロなどもあります。
ありとあらゆる嫌がらせですよね。中国でいう超限戦や、ハイブリッド戦という新しい戦争の概念において、破壊活動(テロ)は用いられます。

【本題】
国に対して攻撃をしかける集団が何をよりどころにしている(目的)にしているか考えましょうかね。
①民族として?
②民族の差は無いけど貧富の差による地域の独立?
③宗教の違いによる独立や、宗教の自由を求めて?
これらをザックリと分類しましたが、実際は、ある程度密接に関係しています。
❶宗教が違う場合、民族も違う。
❷例え、民族や宗教が違っても、差別も無く、経済格差も無ければ、闘争する必要が無い。
❸移民などで違う文化(宗教)の地域に人が行かなければ、小競り合いは起こりにくい。
❹結局、経済的な理由で、移民をしたり、せざるおえない。
てなわけで、貧困と貧困にあえぐ人々の集団の共通点が宗教なら、宗教をよりどころに、争いが起こり、争いの手段にテロが起こります。
弱者は、選挙で多数になったり、外交など交渉をしたりできない。戦争は外交の一手段でもありますから、外交交渉もできないのであれば、武力行使=テロになります。

宗教を共通点としたテロの場合、自爆テロを多く引き起こします。
自ら抗議や主張のために焼身自殺やテロを自発的にする事はあります。しかし、そんな人は少ないですよね。
普通は、時限爆弾をしかけて、何度も何度も主張が通るまでテロをしようと思いますよね。
しかし、貧困が根底にあるとき、(理科や物作りの)教育も受けていないし、そもそもお金がないから手のこった準備ができません。
貧困×宗教が結びつくと、みんなを救う。今の人生は最悪だから死んでも良い。宗教的な価値観で聖戦(死後成仏する)という価値観がひっついたときややこしいことになります。
自爆テロは、爆弾さえあれば良いので簡易であり、宗教的な指導者(宗教を語るテロ組織)が、自爆テロを正当化したり、若者を洗脳したら、大量の自爆テロが可能になります。

だから、宗教とテロは厄介なんですよね。
一番日本が思い出すのは、イスラム教徒による自爆テロでしょうね。
しかし、イスラム教徒=危険とは思わないでくださいね。
その間違った認識が、余計に争いを激化させますからね。

しかし、一神教のキリスト教とイスラム教とユダヤ教は、多神教の宗教より他宗教を排斥しがちなので、どちらかの一神教の地域で、別の一神教の人が弱者で貧困だったら、宗教的なテロが起きやすいんですよね。
ちなみに、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教は、元は同じ宗教なんですけどね。

主体的・対話的深い学び 課題発見・課題解決
みんと

凄くわかりやすいです!理解出来ました!
ひふみさんありがとうございます!!

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